平野屋「あゆよろし」 | おだわらぐらし

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縁あって暮らす事になった相模の国 小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わいたいと思います

化野(アダシノ)念仏寺を退出して、坂を上っていくとー


(↓将軍地蔵尊/愛宕山の本地仏だそうです。)

(↓町並み保存館/無料休憩所)


赤い鳥居が見えてきました。愛宕神社の「一の鳥居」です。

鳥居の手前に 味わい深いお店がありました。

鮎の宿 つたや さん。


鳥居の先にも 鮎で有名なお店があります。



↑提灯に書かれた文字は「あゆよろし」。(鮎が良うございます、の意味でしょうか?)
鮎司 平野屋 さん。(白洲正子が愛したお店、と聞きます)


今回は こちらでお昼を頂く事に。


色んなお席があるようでしたがー


離れの方へ案内されました。

せせらぎの上に建つ建屋です。


(↑橋を渡ってもう一枚 パシャ)
中はこんな感じ。(畳の枚数 数えにくいけれど 六畳、かしら?)

落ち着く~。

お料理が運ばれてきました。
まずは汲みたての湯葉。(あつあつです)

鮎の背越(セゴシ)。

なんと 2mm程の薄~いぶつ切りです。(6月の若鮎なので 骨ごと頂けます。「ワイルドだろ~?」)

それから塩焼き。タデ酢で頂きます。(亭主は何もつけず 「塩味」で食べてました) う・まーい!

「しのぎ」にお粥が出てきました。

一見白粥の様ですがー

鮎の身入りでした。

(蓋をとると ふわ~ っといい匂いがしました。/当然ですが匂いだけでなく 食べても大変美味しかったですよ。)
続いて煮物。

(↑こんな ぱ っと見何のヘンテツもないお料理が ま~ 頂くと本当に美味しいんです)
野菜の天ぷら。

ご飯+赤だし+香の物 で、 御馳走様。美味しかったです、大満足。

(↑赤だしの具は 新牛蒡とジュンサイ。「フレッシュ」な味がしました。/ジュンサイ、かわいい赤ちゃんサイズでしょ?「一番芽」かな?「二番芽」かな?)
と思ってたら 食後のお茶とお菓子 が運ばれてきました。
お薄と 志んこ という 三種類のひねった米粉のお団子。

このお団子は 平野屋さんの名物だそうですよ? (お店のHPによると ねじった形は愛宕山へ登る道を表しているそうです)
改めて、御馳走様でした。


<おまけ>
おいとまする時気づきましたが、お店の前に 注連縄が張られた大きな石がありました。
お亀石、ですって。(そうと聞くと亀に見えるから不思議^^)

急いでいたので お店の方にはお尋ねしそびれましたが (バスの時間が迫ってまして) ネットで調べるとー
「愛宕神社 本殿脇の「上の亀石」と対になっており 「下の亀石」と呼ばれる物。役小角(エンノオヅヌ)が置いた、と伝えられている」んだそうです。/ 「登り亀石」という別名もあり、愛宕へ詣でる前に撫でると 楽に山道が歩けるんですって。 覚えておきましょう^^)

<オマケ2>
平野屋さんは ショーン・レノンが「最高に丁度いいホンダ」って言う 自動車のCMに登場していたそうです。/ へ~。 と思ってYouTubeを探したら_ ありました↓

あー 本当だー。でした。