服部天神駅東口から 社に向かいます。
昼間はお参りの人でごったがえしてた(と思われる (なぜなら一昨年昼間来て 神社に近づく事すらできないまま戻ってますので))商店街も人通り少なく静かです。
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商店街の中の辻を 右(南)へ~
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鳥居が見えてきました。ここが「足の守護+学業成就」の「服部天神」です。
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正面に見えるのは 天神社の「裏」です。(初めて来た時はそれを知らずお賽銭を上げて ご挨拶してしまいました。。。)
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参道脇に 神社由緒が「絵」つきで説かれています。(以下内容をちょいとハショッテ記します)
↓この辺りの服部(ハットリ)という地名は 朝廷の服部(ハタオリベ):渡来系の秦(ハタ)氏が居住していた事からついたと考えられています。秦氏は医薬神として少彦名命(スクナヒコナノミコト)を祀っていました。
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↓平安時代になって_ 菅原道真が大宰府へ下るためここを通りかかりました。道真公が脚気に苦しんでいると知った土地の人は 公に少彦名社へのお参りをすすめました。
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↓「医薬の神様 少彦名命にお祈りなさいませ」
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↓道真公が少彦名社にお参りすると 近くに藤原魚名(フジワラノウオナ)の墓がありました。魚名は100年程前に 道真と同じく左遷されて大宰府行きを命じられた人。彼は任地へ向かう途中この服部の地で亡くなっていたのです。/明日は我が身 と思われ 公は 魚名の霊をねんごろに弔われました。
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↓すると公の足の病は癒え 旅を続ける事ができるようになりました。
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↓死後 天神様とあがめられるようになった道真公。ゆかりあるこの地には 昔からあった社に道真公の御霊を合祀し「服部天神宮」が建てられました。 こうして多くの参詣者と街道の物流で 服部の町は大変栄える事になったのです。
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では天神社へ行きましょう。
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↑くどいようですが、こちらは「裏」。
↓幼少のみぎりより神童と呼ばれた道真さんは、現代の受験生もすがる「学問の神様」。(本来の神紋は「梅」ですが このど真ん中な絵馬も(第二の神紋として) イイかもー)
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↓「表」へ回ってみたところ。
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(↑賽銭箱の向こうには 薄いネットが貼られています。遠くから投げられたお賽銭が祈祷者や社殿内の器物に当たらないようにするため、と思われます)
今年もよい年でありますように。
さて、ここは境内社の「えべっさん」も有名です。
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(↓通り抜け型の拝殿ー)
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以前も書いた事ですが、豊中の戎(エビス)さんは 事代主(大国主の息子)ではなく 蛭子(イザナギとイザナミの夫婦神の第一子で 骨が無くぐにゃぐにゃだったので 海に流されたとされる)です。/天神社に道真さんと少彦名命が合祀されているのなら 少彦名命と組んで国造りをした大国主の息子の神 の方が境内社にはふさわしく思われるのですがー 事代主と蛭子は時代が下ると 同じ「エビス」として 区別されなくなっていった と言いますからー
あまり気にしなくてもいいのかな?
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社の横を通って 裏へ。
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裏には 「耳が遠い神」と言われる商売繁盛の神エビスさんに お願いをちゃんと聞いてもらうために叩く板が設置されています。/ この板を叩きながら 参拝者は「えべっさん、たのんまっせ」と言うそうです^^
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稲荷社 / お稲荷さんは秦氏の氏神ですね。
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菅公像 (なでる方を見かけました。撫で仏ならぬ 撫で神さん かしら?)
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祖霊社 / ここに道真公が我が身を重ねられた 藤原魚名(左遷されて大宰府へ赴かされる途中 服部で亡くなった人) が祀られているんです。
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ここのお正月飾りが 素朴で美しかった。
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裏白の上に 同じ大きさの鏡餅が重ねられ その上に蜜柑_
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その前に 煮干しが二匹。(かわいー)
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「これ以上何も引けない」シンプルさ、いいですね。
境内を東へ抜けます。
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あ、境内の提灯の灯りが落とされた。(8時15分頃)
お一日の夜は 静かにふけていきますー。
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(↑176号側から見た 天神社参道)
<オマケ>
阪急の服部天神駅東口から ホームの方を眺めるとー
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(↑緑のヒサシがある所が改札です。夜なのに 翌朝差し込む朝日のためにヒサシが出されているのかー?)
大きな楠が見えます。
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(↓ホームです。楠は屋根を突き抜けて というか 屋根が楠をさけて取り付けられているのがわかりますね)
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ここは元 天神社の境内地で 楠はご神木、だそうで、今も大切にされているのです。
_ 服部天神駅の「とりびあ」でございます。/おしまい。