テントウムシダマシ / 彼らは何をしているのか!? | 函館の農家(志望)《無肥料・無農薬(自然栽培)+家庭菜園☆》ぬまっちのブログ

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美味しい食べ物を食べたい!!
自然栽培はそんな当たり前をいつまでも叶えるための1つの答えです。
農薬はもちろん、肥料も使いません。
これが実は、たくさんの意味で大事なんです。
自然栽培をいつもの食卓に。

写真はかぼちゃ(バターナッツ)の雄花。
その花をテントウムシダマシが食べている。

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テントウムシダマシ。


またの名をニジュウヤホシテントウ。


名前はテントウムシダマシだけど、実はちゃんとテントウムシの仲間。まぎらわしい!!

何を「ダマシ」ているかというと、それは食べ物。普通のテントウムシはアブラムシを食べる。けれど、彼らはアブラムシを食べない。

彼らは主にナス科やウリ科の植物の葉を食べている。葉を食べ尽くされると植物は光合成できずに枯れてしまう。

人間的には、「アブラムシを食べてくれるかと思ったら違うじゃん!!ダマサレタ!!」って感じなのでしょう。
扱い的には彼らは害虫です。

ちなみに
ナス科:ナス、トマト、ピーマン、ジャガイモなど
ウリ科:キュウリ、ゴーヤ、かぼちゃ、ズッキーニ、スイカなど

普段食べている野菜が多いこと。。。
確かに、少し敬遠されてしまいそうです。


さて、彼らは何をしているのか。


まあ。
言うまでもなく食事ですが!!
でも、もう少し踏み込んでみます。


この写真は、切り落としたトマトの脇芽を食べているテントウムシダマシ。
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彼らの食事といえば、普通はこう言うもののようです。

ナス科やウリ科の
・落ち葉
・剪定した枝
・枯れて茶色くなった葉

を主食としているように思います。

この写真の横にはトマトの幹があります。
でも、このテントウムシダマシにはその青い健康な葉は眼中に無いようです。
実際食害は1つもありません。


あれ??おかしくない??


じゃぁ最初の写真は何なのか!!
花を食べられてるじゃん!!


でも、よーく見ると。。。

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・花の色が白い場所が食べられている。
・後ろの葉も黄色くなっている。
・うどん粉病でもある。

このかぼちゃの株は、少し不健康なようです。健康な株は全く食べられていません。


葉が黄色くなっている植物がある時、
なんで黄色くなっているのか考えます。
すると最初に、
・栄養不足による生育不良。
・植物が意図的に黄色くしている。

このどちらかとなります。
栄養不足というのは窒素やカリウムなどの不足。
植物が意図的に黄色くする場合は、葉が役目を終えた時や、風通しが悪かったりする場合です。


今回の場合はうどん粉病というカビ系の病気になっているので、風通しが悪く湿度が高い事が分かります。

という事は、

このカボチャさんとしては


「ムリムリ!!湿度高すぎ!!葉っぱ落として涼しくしたい!!花も落とさないとやってらんない!!」


とでも言いたいんでしょう。
いやーマジすんません。
今度雑草刈って涼しくしますね。(大汗)


で、テントウムシダマシですが、


そんなカボチャの希望を叶えるべく、


せっせと花を食べて涼しくしてあげてたんですね♪


ズボラな人間に変わって畑の秩序を守ろうとしていたとは、恐れ入ります。。。


とりあえず雑草刈りだな。
でも、今日函館雨じゃん。。。
畑いけない。もどかしいなぁ。




読んで頂いた皆様へ。
本当にありがとうございます!!
イイネ、コメント大歓迎です。
これからもよろしくお願い致します。