ブログ開始からわずか3年で米国株ブロガーの第一人者に成り上がったB太郎氏が「バフェット太郎の投資戦略をディスった個人投資家の末路」と題して東条雅彦さんの死体蹴り。

 

>風の噂によれば、IBM株への集中投資に失敗し、その後は中国のネット通販大手JDドット・コム(JD)と

>アルファベット(GOOGL)に投資するも、JDドット・コム株の大暴落で大損してブログを閉鎖したそうです。

 

うーむ、ゆかぴょんがJD.com(@39.44)を購入して記事にしたのが2017年11月。

たまにコメントを下さるpure-sophy氏がそれに触発されてJD.comを購入。

さらにpure-sophy氏のTweetに触発されて東条雅彦さんがJD.comを購入。

その後、ゆかぴょんは2018年2月の暴落にビビッて@41.45で薄利撤退しております。

 

東条さんは既にブログ・ツイッターとも閉鎖していますが、『東条雅彦 JD.com』でググると

2018/01/15 - JDドットコムはアマゾンの代替えになりうる!
…この会社を評価できるのが「内製思考」である点。 ・アマゾン、JDドットコム=内製思考・eBay、楽天=外製(外注)思考これからの世の中はITで効率化できる範囲が広がるため、内製する( ...
2018/09/14 - □JDドットコムCEO逮捕25!?
…今のJDドットコムの株価は元々、割安だったのに性的暴行疑惑によってさらに売り込まれてしまった。 パニック売りが起きている時ほど、後から振り返ったら、「奇跡的な買い場でしたね」というのはよくある話。

 

といった残っているキャッシュが表示されます。

(グーグル凄ぇ!やっぱホールドしとくべきやでぇ!)

 

ゆかぴょん=狼狽売り、pure-sophy氏=ナンピン買いで含み益に、東条さん=レバレッジが祟って退場?と三者三様。

まあ、その、「我ら購入した日は違えど、売る時は同年同月同日を願わん! 」と誓ったわけではないですからな。

東条さんの著書『バフェット流投資法人で富を築く資産防衛の真実』も購入していることですし、勘弁して丁髷。

 

さて、ゆかぴょんが思うに、

①赤字でも成長・将来期待が大きければ存続できる

②国内市場が大きく、かつ成功=海外進出がテンプレフォーマット化されている

③国策として保護されている

この3つの条件が当てはまる土壌にGAFAというかFAAMGが生まれる必然があるのかと。

そして、それは現在のところ、米国と中国しかない。

 

しかし、現実は常に応用問題。

中国は明らかに米国のIT企業を自国市場から締め出しているのでAmazonとの競合はありませんが、アリババとJD.comの2強状態。

アリババはクラウド事業(AWSに相当)やAlipayなどEC以外で高利益率を叩き出す体質になっているのに対し、JD.comはほぼEC一本槍。

それでは売上は伸びても利益はせいぜい比例であって逓増はしない。

それが現在の株価の変化率と時価総額に反映しているのかな、と。

 

そして、ここからは妄想と仮説。

・Amazon的企業経営は創業者の「失敗したら天下を枕に討ち死によ!」的な狂気が必須なのでは?

(長期間赤字のまま、CFは成長のための投資に突っ込み続ける)

・アリババはジャック・マーが引退したため、その狂気に欠けることになるのでは?

・また、アリババはAlipayの決済システムが中国政府によって変更されたため、これまでの旨味(資金滞留による利益、データ蓄積)が減るのでは?

・JD.comがAmazonの如き株価成長するにはEC一本槍ではなく、アマゾン・プライムやAWSのような事業の多角化・サブスプリクション化が必要。

・それはEC事業の進化の必然なのかどうか?

・JD.comはテンセントの傘下のため、テンセントと食い合いとなる事業分野には進出できない。(統合はあるかも)

・JD.comはテンセント、提携先のGoogle、Walmartを通じてタイムマシン経営を進化させられるかもしれない。

 

ゆかぴょん的にはアマゾン・プライムやAWSのような高利益率・利益逓増的な事業を開拓出来るかどうかが鍵だと見ております。

結局のところ、一寸先は闇、どう転ぶのか確信は持てません。

 

では実際の投資行動はどうするか?

私立文系的な、高橋洋一に「データは?エビデンスは?」とバカにされそうな発想ではありますが、ペテン禿のように「迷ったら全部買いすればいいじゃん」だと思うのです。

 

中国市場だとAmazonは入れないから、EC市場の覇者はアリババかJD.comに決まってる。

両方買って共倒れはないだろうから、片方が潰れても残りは数倍になっているだろう。

もちろん、インするタイミングはあるし、Amazonが参入可能になったとか、彗星の如く現れてシェアを奪っていくベンチャーとか、共産党が経営を乗っ取るとかのリスクはありますけど。

そう考えると、今のJD.comの30ドルは安値20ドルから高々50%増。

…うむ、20ドルで買いたかったという悋気に囚われず、やっぱ今からでも買っておくべきか。

 

そして、さらに妄想の妄想。

 

インド市場フリップカート(印EC市場シェア4割)がAmazonと競合。

フリップカートには投資できないのでここはパス。

 

南米市場メリカド・リブレ(MELI)が「南米のAmazon」と異名を取るほどの存在感。

2008~9年のリーマンショック時には15ドル以下だったのが現在504ドルと30倍以上に。

しかし、それでも時価総額228億ドル(@112円で2.5兆円)

マジか、ベゾスの離婚した嫁さんの財産分与4兆円で余裕で買えますやん。

そういえば、ゆかぴょん、300ドルぐらいをウロウロしてた頃に「そのぐらいで株価の伸びがBOXなんだから上げてもしれてるやろなあ…」と思った記憶あり。

これは「成長の罠の罠(超インフラ化する銘柄は貴方の思っている以上に天井は高い!)」を信じて打診買いすべきか。

 

そして、今世紀最も人口が増加するアフリカ市場

法整備されてない、治安が悪い、道路インフラが悪い、クレカ決済が整備されていない…。

数々の悪条件の中、それでも人口は増え、GDPやEC市場は拡大中。

ナイジェリアのEC企業「Jumia」が「アフリカのAmazon」との異名を取っています。

 

アフリカに靴を売りに来たセールスマンが「この地域は見込みがない、誰も靴を履いていないのだから」なのか、「この市場は世界で最も有望だ!誰も靴を(ry」なのか?

おそらく、それは後者でしょう。

で、「Jumia」に投資するには?

 

ADRではないので直接投資はムリポ、ならばETF?

NGE(ナイジェリアETF)はメジャーなネット証券では扱っていないようです。

AFK(南ア、モロッコ、ケニア、ナイジェリア等)なら買えます。

ただし、それほどエッジが効いたリターンになるのかなあ?

いつかは「徐州徐州と人馬は進む」とばかりにアフリカ株、ナイジェリア株バブルが起きるとは思うものの、気長にそれを待つ投資はありやなしや…。

 

【結論】

・時価総額、成長の罠の罠を考慮し、JD.comとメリカドリブレを打診買い

・AFK(南ア、モロッコ、ケニア、ナイジェリア等)は要監視。

 

※注意点

・ITバブル崩壊時にAmazonが▲90%以上下落したり、その後も▲30~50%下落したことも多々あるので狼狽売りはしない。

・適宜ナンピンする心構えを持ちつつ、下手なナンピン素寒貧にならないようにする。

一定の投資比率に留める資金管理が大事かな、と。

 

まあ、その、このチラ裏ブログを見て行動する人はおりますまいが、投資は自己責任でw