『今日は、午後からソフトボールチームの練習試合よ。』と
カミさんに寝ている所をたたき起こされる。
『俊輔、今なら練習してるわよ!』
”えっ~!”うかつに寝てるわけにいかないじゃないの!!!!!
慌てて、着替えるも、小学一年生の息子が、試合に出るわけじゃない
のだが、妙に気持ちが高ぶる。
”よ~し、今日は、チームと同じ紺のユニホームで決めよう”と颯爽と登場。
(と言っても、練習は、終わり間際で、カッコ悪~f^_^;)
『こんにちわ~』と挨拶して、お父さん方を見ると、
誰もユニホームなんか着てないじゃないですか!
でも、
そこは、さすが子供、
『おじさん、背番号0なんだね。カッコイイ!』と寄ってきてくれる。
(子供に救われたぁ)
”バットは、高く(志は、高く)”
”思いっきり打つ(思いっきりやる)”
なんてことをしているうちに、いざ試合。
コーチが、『集まれ!』と言っても、自分は関係なさそうに、ベンチの横に立つ息子。
『おまえも一緒に輪の中に入るの!』
”なんか、先が思いやられるなぁ”
控えの選手は、攻撃の時はベンチに座り、声かけ。守りの時は中腰で、声かけ。これがルール。
うちの息子ときたら、この声かけができない。しかも、うちのチーム、控えの子、みんなおとなしい。
『おまえも声出せ!』と言っても、
『だって、なんて言っていいかわからないんだもん』と、むかつく息子。
”たしかにそうだ”
『とりあえず、守っている時は、”バッチコーイ”だ』
『バッチコーイって、どんな意味なの?』
”いちいち細かいこと気にする奴だなぁ”
『バッチリいこうぜ!という意味!!!』
試合は、六年生主体の相手チームと四年生主体のわがチームなので、コテンバン。
でも、随所に
『ナイスピー』と叫んだり、
『ナイスキャー』と私は叫んでいました。
そこに、息子が、
『お父さん、ナイスピーとかナイスキャーとか、なに?』と
『あのね!ナイス、ピッチングだから、ナイスピー、ナイス、キャッチだから、ナイスキャー。わかる?』
意味なんかどうでもいいから、とにかく、声だすの!
とか思っていると、
『なんか、ぼく、ずっと立っていて、
帰りたい・・・』
”お、おまえ、なんて情けない奴なんだ!”と言いたくなった時、
以前、あるお父さんから言われたこと、思い出しました。
『一年生は、ソフトボールを嫌いにならないようになる、ソフトボールに行きたいと
思うようになる。これだけでいいんです。』
『だから、ソフトボールだけだと、飽きてしまうんで、適度に休み、適度に違う遊びも入れるんですよ。』
さすが、Yさん。
お父さん、先走らないように!