有明アリーナを支配した、熱気と確信と | イコラブとてっぺんまで(イコラブ応援ブログ)

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アイドルグループ「=LOVE」(イコラブ)への思いを気ままに書いています。「イコラブをてっぺんまで」ではなく、一緒に頂点を目指したいと思い、このタイトルにしました。イコラブを愛する方はもちろん、これからイコラブを知りたいという方にも読んで頂けると嬉しいです。

こんにちは。

 

コンサート翌日特有の抜け殻状態の私です。今日は仕事はお休み。コンサート翌日のこの状態で、慣れない新職場のストレスはキツかろうと休暇を取得しておいて良かったです。それくらい今日は朝からボンヤリとしている状況。あの6周年SSAの翌日もここまででは無かった記憶があります。それだけこの2日間が充実しており、その反動として終わってしまった寂寥感が強いのでしょう。まさに燃え尽きました。週末の有明で体験したこと、目にしたこと、感じたこと。書きたい事は山ほどありますが、先ずは今一番思っていることを、記憶がフレッシュなうちに綴りたいと思います。

 

 

私がこの2日間で一番感じたこと。それはファンの熱気でした。もちろんアリーナをところ狭しと駆け回り、生バンドをバックに迫力のステージを見せてくれたメンバー10人の輝きも印象的でしたが、開演前から終演まで終始会場を支配したファンの熱気は凄まじいものがありました。今次ツアーで参戦した他会場(神戸・武蔵野)でも大きな盛り上がりを見せた訳ですが、この週末の熱気はそれ以上であり、異次元と言うべき雰囲気だったのです。やはりツアーファイナルと言う意識ゆえなのでしょうか?それに加えて、ファンもアリーナクラスの箱に慣れ、コロナ禍後の現場の楽しみ方を覚えた感があります。

 

有明アリーナの周辺は運河沿いに広場が設けられており、2日間とも好天だったことから、開場前から多くのイコラブファンが思い思いにコンサート前の時間を過ごしていました。それは他会場でも見られる光景ではあるものの、何かこの段階で、雰囲気の違いを感じました。上手く言えないのですが、「今日は楽しむぞ」と言うべき期待や思いが、会場を囲むファンに共有されている気がして、私も大いに心が弾んだものでした。

 

入場後もそれは変わらず、座席が徐々に埋まり、点灯する光が増えてくるに連れて、静かだったアリーナ内が熱を帯びてきたことを感じたのです。影ナレも終わり、いよいよ開演を待つだけの会場には「Want you!Want you!」がBGMとして流れていましたが、もう待ちきれないとばかりに湧き上がるコール。最初は散発的でしたが、それが会場中に広がり出し、最後はコールや手拍子に合わせて無数のペンライトが打ち振られる状態になったのでした。その流れのまま始まったovertureの盛り上がりは凄まじいものがあり、あの時の光景を思い出すと、今でも武者震いする思いです。

 

 

コンサート中の熱気も凄かった。特に終盤の湧き曲パートになると、周りから大きなコールが飛び交い、コール好きの私も圧倒される思いでした。一般的に大人しいと言われる女性ファンも、周りでコールしている方が目立ちました。ウイルス騒動中は、コロナ前のコール現場の復活を待ち望んでいた私。昨年夏からイコラブ現場では声出しも完全解禁された訳ですが、コロナ禍中にファンになりコールを知らない方が増えたり、まだ何となく声出しに抵抗を感じる方も多かったことから、最初はコールも小さめで、「もうコロナ前の雰囲気は戻らないのか…」と思ったものでした。その後、コールを覚えたり、声出し現場に慣れてきた方が増えてきたことから、6周年SSA、そして今次ツアーと徐々に声出しが盛んになってきたのですが、体感として「まだコロナ前までは戻っていないかな」と感じていました。それが今週末の有明では完全復活した感があります。最近はホテルの稼働状況や、GWの交通機関予約状況等で「コロナ前水準を回復」とのニュースを良く見ますが、まさにその状態。しかも1,500~2,000人規模のホールが中心だったのがコロナ前でしたから、その数倍に膨れ上がったファンの作る熱気は「コロナ前以上」の新しい体験だったのです。コールに賛否があるのは承知していますが、多くのファンで同じコールをする一体感に私は胸が熱くなりました。「ダイリリ」のファンによる大合唱も、まさにコロナ騒動の完全終焉を象徴するかの様でした。

 

 

アンコール最後の「この空がトリガー」。舞香ちゃんが歌う「青い空が綺麗だった日 私だけが覚えて」の落ちサビで、昨日ふと横を見た時に目撃した光景が私の心を震わせました。いわゆる「ケチャ」で、舞香ちゃんの歌声に合わせて、大きくゆっくりと打ち振られるペンライト。それを横から観た時、揺れる無数の光が大きな波に見えたのでした。今、大きな海を進んでいるイコラブの船。まだ目的地までの距離はありますが、それを後押しして船を加速させる波こそが、この熱気なのです。そして、志を同じくするこの大勢のファンと共に、次の景色を観たいと強く思いました。これまでは「メンバーに素敵な光景を見せたい」と常々思ってきましたが、今週末の体験を経て「この皆んなで素敵な光景を見たい」との思いが加わったのです。まさかのWアンコールで久々に披露された「笑顔のレシピ」。「(せーの!全員で)さあ 辿り着いて みんなで泣こう」の歌詞が沁みました。

 

 

昨日、こうして過去最大級と言うべき熱気に包まれた会場を出たのが19時ちょっと前。日が長くなってきた昨今ですが、さすがに暗くなっていました。連番した仲間と歩いて「豊洲」駅に向かうべく、会場敷地を出て右に曲がり、東雲運河に掛かる長い橋を歩きます。規制退場が遅い方だったので、既に大勢のファンが同じく橋を歩き混雑していましたが、まだ会場から離れがたく、却ってゆっくりと歩けるのが好都合でした。

 

仲間と会話しつつ、もう一度後ろを振り返ります。夜の暗闇の中、明るく光り、まだ大勢のファンの姿も見える有明アリーナ。確かな満足感と共に、「終わってしまった」との寂しさが胸に去来しました。「こんな体験、以前もあったな」と記憶を辿ると、最初の武道館公演後も同じことをしていたのです。駅に向かう九段坂から振り返ると、夜空に光る武道館の特徴的な屋根と「大きなたまねぎ」が。ただ、胸に抱いた思いはかなり違っていて、あの時は「こんな(コロナ感染状況が)酷い状況でも、何とか開催出来て良かった」と先ずは無事にコンサートが終わったことに安堵したのでした。

 

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あれから3年3カ月。今回の有明公演は、グループの歴史にとって大きな区切りになるのではと事前に思っていました。公演が終わった今、それが何だったのか改めて考えると、前記のとおりファンの熱気と言う観点でコロナ前を回復し、忌まわしいウイルス騒動による制約から完全に解放された事が挙げられると思います。熱気は上昇気流を作り、次のステージにイコラブを押し上げるでしょう。コロナ前の景色が戻ってきた事のみに感銘を受けたのではなく、この熱気があればグループをどこまでも押し上げられると確信したのが、2日間を通じての一番の「収穫」だった気がします。

 

いよいよ準備は整いました。このメンバー、このファンなら行けそうです。皆んなで作りましょう、笑顔のレシピを。(終)