端緒を感じる「業界の地殻変動」 | イコラブとてっぺんまで(イコラブ応援ブログ)

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アイドルグループ「=LOVE」(イコラブ)への思いを気ままに書いています。「イコラブをてっぺんまで」ではなく、一緒に頂点を目指したいと思い、このタイトルにしました。イコラブを愛する方はもちろん、これからイコラブを知りたいという方にも読んで頂けると嬉しいです。

こんにちは。

 

今日の関東は暖かいですね。先ほど散髪に出掛けたのですが、長袖のシャツ一枚で十分でした(その上に着ていたフリースは脱いで手に持つ羽目に)。それもそのはず、今現在の気温は19℃あります。我が街の今日の予想最高気温は21℃、最低は11℃ですから。ところが週末になると一気に寒くなる模様で、明後日土曜の予想最高気温は13℃、最低気温は8℃となっています(千葉県北西部)。この暖かさ取っておきたい・・・。実は土曜日はブロガー仲間「いとぱん」さんと、しょこちゃんがMC出演する「横浜DeNAベイスターズ」のイベントに行きます。場所は本拠地「横浜スタジアム」。ドーム球場ではありませんから、モロに寒風を浴びるのです。もちろん万全の防寒対策はして行くつもりですが、小春日和の穏やかな日差しの中でビールを楽しむと言う状況にはならなそう。どちらかと言えば熱燗や焼酎お湯割りが欲しくなりそうです。

 

 

さて、前回記事では「FNS歌謡祭」について採り上げました。期待どおりにイコラブが2年連続の出演を果たした訳ですが、同じ「第2夜」に「ふるっぱー」こと「FRUITS ZIPPER」が出演する事も印象的でした。その件を含めて、今年末の音楽特番等の出演状況を見ると、女性アイドル界の「地殻変動」の端緒を感じるので、今回はそれについて書いて参りたいと思います。

 

先ず「ふるっぱー」のおさらいから。私もそれほど詳しくないのですが、彼女たちの楽曲「私の一番かわいいところ」がTikTokで大バズりした事は知っていました。調べると結成は昨年(2022年)2月。HKT48をかつて追っていた自分ですから、同グループの元メンバー月足天音ちゃんが所属している事は知っていました。なお彼女はHKT4期生ですから、りさちーと同期ですね(重なった期間は一瞬でしたが)。私は昨年7月にイコラブ目当てで出掛けた「ぽぷフェス」(豊洲PIT)で、初めて「ふるっぱー」を見ました。

 

その後、イコラブ以上にメディアとは縁遠かったものの、着実に人気を上げている事は知っており、先日の「札幌コレクション」でも大きな歓声を浴びていました。来年5月には武道館公演も開催する模様。そんな「新興勢力」がFNSに出演すると言うのですから、「勢いあるなあ」と思わざるを得ません。大げさに言えば、これまで「秋元系(48・46系)」を主軸に「ハロプロ」そして「指原系(イコノイジョイ)」(別枠で「ももクロ」)で大層を占めてきた女性アイドル界に風穴を明けた形です。

 

 

私自身はこの事実を歓迎すべき状況だと捉えています。男性アイドル界ほどではありませんが、女性アイドル界でも長らく続いてきた「秋元系」の寡占状態。特に音楽特番では顕著で、AKB48と坂道3グループが主要枠を抑えてしまい、そこに入り込む余地は少なかったのです。そんな構図にも昨今は変化が見られます。先ずはAKB48の長期に渡る凋落。知名度やこれまでの名曲を有するのは大きな武器ですが、「NHK紅白」を始め、主要な音楽特番に呼ばれない事も増えてきました。そして坂道。全体としてはまだ業界トップの座に君臨していますが、「3坂」が揃う事が少なくなってきました。紅白は2年連続、その他今年末の音楽番組でも枠が3つから2つになったのかなと思わせる状況です(まだ第1弾発表ですが、日テレ「ベストアーティスト」には櫻坂、FNSには日向坂の名前がありません)。

 

その一方で、イコラブがメディア出演を増やし、前記の「ふるっぱー」や「超ときめき宣伝部」(テレ東60祭に出演)も見られるようになってきたのです。「取り敢えず48・46を出しておけば良いでしょ」という状況から、少しずつではありますがイコラブを含む「新興勢力」に目が向けられるようになり、その点で歓迎すべきだと捉えているのです。

 

 

「ふるっぱー」について言えば、「日本レコード大賞」の「新人賞」にも選ばれているのですから驚きです。レーベルの力が見え隠れし、裏ではお金も飛んでいるとの噂も絶えない旧態依然とした「レコ大」が、TikTok発とも言える新しい勢力に目を向けるのは意外でした。一方で同じく新人賞には「僕青」こと「僕が見たかった青空」の名も・・・。この辺りは「ああ、やっぱり『レコ大』だね」と思わせるのです(何かと世話になっているTBSを悪く言いたくは無いのですが)。

 

「僕青」については、バックの力(秋元系+エイベックス)を背景に、今年夏から身の丈に合わない露出を続けています。今年末の音楽特番も軒並み出演が見込まれ、下手したら王者・乃木坂46以上になる可能性すらあります。イコラブが長年の苦労で勝ち取ってきた諸々をいとも簡単に与えられる状況に、当初は私も著しい嫌悪感を覚えてきましたが、最近はちょっと可哀想にも思えてきました。このやり方に対して、全方位からヘイトを集めてしまい、資本投下と露出の割に「無風」状態が続いているのですから。

 

前記の坂道3枠から2枠への減少は同じ「秋元系」として、こちら(僕青)に割り当てられてしまったとも捉えられます。先日、時間を掛けてコアなファン層を築く事を「堅固な地盤」に例えましたが、「僕青」についてはその地盤が無いままに、巨大な建物を構築してしまった印象です。これでは倒壊の危険に常に晒されます。今の時代、ここまで露骨なプッシュをすると反発を喰らうのは分かっていそうなものですが、「昭和のやり方が、令和の今どの程度通用するか」の実験台になっているのではと、穿った見方すらしてしまいます。

 

 

それはさておき、従来の固定枠が変動しつつある状況は、イコラブにとってチャンスである一方で、警戒すべき事態でもあるのです。これまで将来的に「秋元系」の枠が空いたら、イコノイジョイが割って入るでしょうくらいの楽観がどこかにありましたが、ふるっぱーを始めとする新興勢力の台頭に安穏とはしていられないのです。これまで48・46が業界大手だとしたら、イコラブは準大手くらいに捉えていました。最近の成長で、イコラブも大手(ただし下位)くらいまでプレゼンスを上げた印象があるものの、それに続く準大手が非常に充実しつつある状況で、いつ大手の一角の座を奪われるか油断ならない状況なのです。

 

言わばアイドル戦国時代の幕開け。1年後、いや半年後には思ってもいなかったグループが、台頭している可能性もあるのです。その中を戦うイコラブ。メンバーも大変ですし、ファンも息が抜けませんが、実力や勢いが正当に評価されるフェーズに入るのであれば、悪い話ではありません。有力な「ライバル」たちに囲まれていますが、勝ち抜いてくれると信じています。なぜなら6年を超える正攻法での取り組みの歴史があり、その結果としての堅固なファン地盤が支えているのですから・・・。(終)