赤信号の下の左矢印はなに?名古屋で車の運転は難しいと思うベネ@名古屋日誌 | 名古屋に住むドイツ生まれのぬいぐるみの活動日誌

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ドイツ、ケーセン社のぬいぐるみと名古屋に住んでいます。主にドイツに住むベネの両親が心配しないように日誌を書いているという設定です。内容はドイツ、鉄道成分多めです。

ドイツ生まれのペンギンのぬいぐるみ、ベネです。先週のぼくは、久しぶりに帰ってきた名古屋の道路に翻弄されて、遠回りしたり、クラクションをならされして帰宅したり、ついでに謎の信号を激写したりしました。

 

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ベネとオーナー家族が名古屋に引っ越してきてから早9カ月。しかし、ベネの車は東京ナンバーです。そのため、遅ればせながら、「他県ナンバーですが、愛知県在住」ステッカーを購入しました。今さら?と言われたのですが、キッコロが乗っていても、役に立たないので・・・。

 

 

 

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今回は、名古屋に来たときに驚いたバスレーンと矢印式信号機についてです。名古屋市のバスレーンについては、昔、国際交通安全学会で話題に上っていたので、知っていたのですが、論文と生活の中は大違いで、感想としては「よくできたシステムだけど、運用は難しい」としか言いようがありません。とはいえ、ベネのオーナーの大好物「交通」をこんなに楽しめる地域もないと思うのです。

 

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ベネのうち(広小路通り)から、大曽根に向かう方向に“基幹バスレーン”と呼ばれる名古屋市中区から名東区まで全長9.7キロ、中央にバスレーンがある道路があります。

 

この道路は、名古屋市役所あたりまではおとなしいのですが、大曽根を超えたあたりから、やんちゃになり、名東区に入るまでスパゲティーコードのような複雑さを持つ魔の道路になります。道路の説明とは思えない説明ですが、言語化するとこんな感じなので、実際走ってみてください。

 

基本形は、片側4車線なのですが、中央(センターライン)側から、バス用のレーン、右折レーン、直進レーン、左折レーンという配置です。そして、このバス用のレーンは、バス専用の時間以外は、一般車も走るので、このレーンを走るとくねくねと走っているような不思議な体験ができます。

 

※バスレーンは薄いけど、色がついてるので一目瞭然!


確認した変形箇所は、中央(センターライン)側から逆方向のバス用のレーン、右折レーン、直進レーン、左折レーンとなったりします。つまり、中央分離帯で分断されているはずの反対方向を走る車が隣のレーンを走っているのです。片側一車線の道では驚かないのに、中央分離帯があるだけで、とても妙な気持ちになるのです。うん。これには参った。

 

そして。この場所では信号が赤で止まると両側が直進して、右折レーンはそのままという不思議な体験ができます。どこかというと困っちゃうのですが、いつもどの曲がり角なのかを忘れてしまい、曲がりたいところで曲がれなかったりするのです。

 

これは、書くのはどうかと思うのですが、片側4車線なので、レーン変更する車もいるわけで、左から右から、車が入ったり出たりするので、‥複雑さがそれなりにあります(かなり表現をぼやかした!)。そして、これが日常なので、それなりのスピードできびきびと動くのでなかなかの迫力があります。

 

そんなわけで、違法ではないのに、逆走しているように見える(道路交通法は順守している)車がいたり、慣れていない他県ナンバーがドキドキするような動きをしたりするのです。でもこの中にいると名古屋に帰ってきたことを実感するので、困ったものです。名古屋に家買っちゃうぞ~。

 

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そして、もう一つ頭をなやませるのが、この道路にある矢印式信号機、本物の信号機の下に補助で矢印が表示されるあれです。よく見るのは、右の部分だけあるタイプだと思いますが、名古屋には左、まっすぐ、右とも表示されるものがあります。

 


もともと矢印信号は、路面電車専用から始まり、今は自動車信号(本信号)の補助的な役割を担っています。そのため、本信号が黄色や赤色の場合でも、矢印信号が点灯していれば、矢印の方向に進めます。(右矢印はUターンOK)というか進まないとクラクションを鳴らされてしまいます。

 


なんと、この信号の運用に関して、指針はあるものの都道府県ごとに運用が違うそうです。そのため、自分の見慣れた信号機と同じ動きをするとは限らないので、一瞬たりとも気を抜けないのです。

 


名古屋市の場合、決まりがあるのかわかりませんが、本信号が赤になったあと、直進可→左折可→右折可の順に点灯するように思えます。ただ、これは場所によるのか、法則があるのかどこにも書いていないので、結局、この信号があるときは瞬きをせずに動向を見続けるしかないのです。そして、多くの場合、後ろからクラクションを鳴らされるどんくさいベネのオーナーなのです。

 

このほかにもTripAdvisorの観光場所としても登録されている大須の赤門通りにある懸垂型交通信号機(ベネは宇宙船型と呼んでいる)やインスタ映えで有名になった信号機の墓場などもあるので、信号機マニアはGO TO TRAVELで名古屋にお越しください。ママ、名古屋にもちゃんと観光名所あるよ。安心して遊びに来てね。

 


※ ベネとオーナーのママは「名古屋には何もないから行きたくない」と言って、まだ一度も来てくれません。おかしいなぁ、こんなに熱心に名所を紹介しているのに・・。

 

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