●阿耨達童子(あのくたどうじ)
(※画像は「仏教珍籍刊行会」発刊 『新纂仏像図鑑. 天之巻』より)
不動明王の眷属である八大童子の一尊。
「阿耨多童子」とも書く。また、「無熱童子」とも。
西方の蓮華部・知恵門の、蓮華の池水より生じて清浄無垢
であることを表することから名付く。
その身は真金色で、頂きに金翅鳥王(迦楼羅天)を載せ、
左手に紅蓮華を、右手に独股杵を持って、青き龍の背に
乗る。
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不動八大童子の三尊目です。
前回も書きました通り、
八大童子は八大金剛童子ともいい、不動明王の眷属にして
四智四波羅蜜の徳を具現化した尊であり、一に慧光童子、
二に慧喜童子、三に阿耨達童子、四に指徳童子、
五に烏倶婆誐童子、六に清浄比丘童子、七に矜羯羅童子、
八に制多迦童子とあります。
で、
不動三十六童子でもある矜羯羅童子(こんがらどうじ)と、
制多迦童子(せいたかどうじ)の2尊は疾うにUPしてますので、
6番目の清浄比丘童子までをUPすることになります。
と、前回・前々回同様、
不動八大童子という立場ながら、上記以上の説明はなく、
wikiに項目もありましたが、上記と然程大差なしでした――
真言は
「オン・ハンドマ・サラバ・シカハラ・シャジ・ノウ・マカ・タマ」
です。
ご利益は「清浄無垢」ということで、
「不浄を祓う」
という感じでしょうか。
阿耨達というと、お経に出てくる文言『阿耨多羅三藐三菩提
(アノクタラ サンミャク サンボダイ)』の中の言葉であり、
※特撮ファンは「レインボーマン」が変身する際の言葉と認識してそうですが――
阿耨多羅は、「最上」や「無上」の意味になるようです。
プラズマクラスターなんか目じゃない、最高レベルの御祓いが
叶うかも知れません。
或いはレインボーマンへ変身できる可能性も・・・
印は、金剛合掌にして何やらするようですが、前回同様、
「金剛合掌にして忍●願●を宝形の如くす」と、
不明だったと思しき部分が「●」にしてありまして・・・・。
・・・・まぁ無難に、
フワ~ッと金剛合掌っぽい感じでいいんではないかと。