●制多迦童子（せいたかどうじ）
（※画像はwikipediaより）
サンスクリット語では「チェータカ」。「制吒迦童子」とも。
不動明王の眷属である八大童子の八番目の尊で
矜羯羅童子と共に、不動三尊として不動明王の
脇侍を務める。
チェータカは「奴僕」や「従者」の意味であり、これは
不動明王に対してのという意味のみならず、仏法に
対してのという意味をも有する。
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数多ある不動明王像の中に、稀に脇侍の模された
ものがありますが、その左側の脇侍を務める尊です。
・・・・って、ここまでほぼほぼ前回のコピペです・・・。
ただ、流石に
どのような尊であるかは、同じ15歳ということ以外異なり、
経典では「瞋心悪性」（しんじんあくしょう：怒りの心を持つ悪しき
性分の者）とされているようです。
その怒りの心は、顔を紅蓮に造って表され、右手に金剛棒、
左手に金剛杵を持った姿で模されるのが一般的なのだとか。
瞋心は煩悩の一つで戒めの対象ですので、改心させるために
不動明王様に預けられた童子という感じなのでしょうかね。
ちなみに、上の画像は白黒なので分かりませんが、実際の
高野山金剛峯寺所蔵の像は、顔を紅蓮の色に塗られています。
御利益は矜羯羅童子と同様、不明です。
こちらも、不動明王様と結縁していらっしゃる方は、労いの
意味を込めて、真言を唱えてみては如何でしょう。
真言は
「オン・キャラマ・セイタカ・ウン・ウン・ハッタ・ナム」
もしくは
「オン・シユト・トバ・ウンハッタ」
印は蓮華合掌にして、
親指以外の指の先端をくっつけたまま、指と指の間を
ジャンケンのパー気味に広げるようです。
