●金財童子(こんざいどうじ)
(※画像は「仏教珍籍刊行会」発刊 『新纂仏像図鑑. 天之巻』より)
弁才天に近侍する「弁才十六童子」の中の一尊。
別名を「召請童子」。本地仏は薬師如来。
左手に秤の糸を持ち、右手に秤量を執る。
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以上のような尊です。
――相変わらず、この程度の記述しかありません。
で、「法眞山 妙昌寺」さんのHPには、弁財天十六童子
(HPでは十五童子)としての役割として、やはりというか
「金銀財法・商売繁盛の神」とありました。
謎なのは、薬師如来の化身という事ですね。
薬師如来に金運関係の御利益は無いはずなので。
・・・とはいえ、本地仏と化身のご利益が異なるのは
よくある話なので今更ですが。
あと、文殊菩薩の眷族である「文殊八大童子」に、この尊の
別称と同名の童子(請召童子ともいう)がいますが、特徴が
違うので別尊のようです。
さて、
ご利益は当然ながら「金運上昇」・「財福」・「商売繁盛」でしょう。
正に、弁才天の眷属、って感じで御座いますな。
・・・ただまぁ、真言が不明ですけどね。
ついでに、印も不明ですけどね・・・。