●仏眼仏母(ぶつげんぶつも)
(※画像はwikipediaより)
如来の、世の中を見通す眼相を象徴した尊。
眼には智を生みだす無限の功徳があることから、
三世諸仏を生む慈母の意から仏眼仏母と称された。
形は三種有り、大日如来所変のものは胎蔵界
遍知院に位置し法界定印を結ぶ。釈迦如来所変の
ものは胎蔵界釈迦院に位置し、左手に蓮華を持ち
右手は施無畏印を結び、金剛薩埵所変のものは
法界定印を結ぶ。
諸仏を生んだ母とも解釈されている尊ですので、
女性のような姿をした尊なのですが、天部以外で
女性の仏尊は有り得ないので、女性では無いです。
でも、諸仏を生み出す母・・・・。
でも、本来の姿は如来の眼・・・。
・・・まぁ、人の常識で考えちゃいけませんわな。
御利益は
「無病息災」・「延命長寿」・「怨敵調伏」
とのことですが、
元が、「世の中を見通す眼」ですので、
「悟りを開かせる」というのもあるでしょう。
更に、仏母ですので恐らくは
「子授け」・「安産」・「女性守護」なども
あるように思います。
真言は
「オン・ボダロシャニ・ソワカ」
印は、両手を膨らませるようにして合わせ、
人差し指は合わせず、小指を立てる形です。
唱えて頂けている動画(久々)