この物語は【SOPHIA追憶の花】ソフィの旅の続編です
[導き手はゼラニウム]
ゼラニウム「それにしても椿家の主の睡蓮に閲覧が許された木蓮の書き残した手記の続きだが
木蓮は自身の失われた記憶の謎が解けない限り
シルベチカの謎の『また会えた』等と云う意味不明の言葉を理解出来ないと考えた様だ
では手記の続きを・・・」
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僕(木蓮)はその手懸かりが椿家に有ると考え 椿家に戻り研究をしたが自分の出自については全く出て来なかった
不信に思い 御館様の睡蓮様に失われた過去の手懸かりを詰めよって出自を聞き出そうと必死だったが
睡蓮様からは「すまない 何も応えてやれないのだ」と繰り返すばかりで
僕の出自に関して何も語ってはいけない事になっていたのだ
木蓮が何者か知る者は居ない
いたとしても何も語ることが出来ない
そんな理不尽な回答を示された
自分でその答えを導き出す事を睡蓮様に誓い
そのヒントの手懸かりだけを教えて貰うことが出来た
そこにはかつて神が奉られ護られて居た場所だと云う
その神を閲覧出来たのなら僕 木蓮が何者か分かるかも知れない
神の付いては何も語ることが出来ないと云う・・
神の秘密が証される時、椿家は滅亡すると言い伝えが有ると云うからだ
木蓮の出自の謎と神の秘密と何が関係有るのだ?
椿家の古くからの言い伝えでは椿家は代々千年に及ぶ悠久の間、神を鎮め護る事を課せられている一族だと云うことだそうだ
睡蓮様はその神の正体を明言する事は避けたが
恐らくは吸血種にとっての神とは永遠の命を持ったヴァンプTRUMP に違いない
僕は御館様の睡蓮様にその秘密の場所を教え貰い向かうことにした
この続きは僕が再び戻ってきた時に書くことにする
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木蓮の自分探しの手記はここで終わっている
つまりまだここには戻って着ていない事になる
睡蓮が云うには木蓮にその神が居た場所を教えたのでその場所へ行けば木蓮に会うことも出来るだろう
そして我々が求めていた永遠の命を持った吸血種の手懸かりが得られたと云うことだ