この物語は【SOPHIA追憶の花】ソフィの旅の続編です
[導き手はゼラニウム]
引き続きシルベチカの部屋の捜索を調査隊に任せると
一人でシルベチカの最期の様子が綴られた日記を何度も読み返した
辛い想いをさせてしまったのか…
自問自答を繰り返すも
こうしては居られない
この調査隊の指揮官は私だ
隊員に指示を出すのは私だ
数名の隊員を呼び出し次の木蓮の部屋の調査に取り掛かった
すると木蓮の部屋からもやはり膨大な資料が山積していた
資料を整理している中に木蓮の手に由るものだろうか
リスラム王家の歴史や血統の研究がされたレポートと手記のノートが大量に残されて居た
木蓮が記したノートにはそれぞれ分類訳がされていた
リスラムの歴史や風習
年代毎にまとめられた王や貴族の代々の家族名簿に
リスラムの伝説や民話等だ
対になってるレポートにはシルベチカの家系図としての詳細がまとめられてる
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜〜〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
?
↓
[ミメリズモニ♀]
↓
[アンミオソディス♂]
↓
[カキツバタ♂]
↓
[クマツヅラ♂]
↓
[スノードロップ♀]〒ケイトウ♂
↓
♂〒[グラジオラス♀]
↓
コリアンダー♂〒 [スイートピー♀]
↓
[オレイユドゥスリ♀]〒ルピナス♂
↓
[シルベチカ♀]〒マグノリア♂
↓
[ミオゾーティデ♀]〒【ヌ
↓ 【サヴォイア家】
[ミオソティス♀] ♀〒ウンベ ルト♂
┗ ━→ ┳ ━┻━┓
養女へ[ミオソティス♀]〒ミオマルク♂
↓
ダリア-ブリドー♂〒 [ローダンセ♀]
↓
ブルースター♂〒[フリージア♀]
↓
リナリア〒[アデル♂ ]
↓
┏━━━┳━━┳┻━━┓
[ビパルティア♀] ↓ ↓ ↓
[マロッカナ♀] ↓ ↓
[プルプレア♀] ↓
アルパ♂(婿養子)〒[ リップルストーン♀]
↓
┏━━┻━━━━━━━━┓
↓ ┏━┻━┓
[ アイモーネ♀]〒レンギョウ♂ クルクマ♀ クロッカス♀
↓
[デルフィニウム♂]〒スズラン♀
↓
[レンゲ♀]〒クロッカス♂
┏━━━┳━┻━┳━━┓
プリオニア♀〒[ポリジ♂] ポピー♂ ポトス ♂ ヘザー♀
↓
[ビオラ♂]〒ライム♀
↓
ロベリア♀〒[ラブダナム♂]
┏━┻━━━┓
ルピナス♂〒[ローズマリー♀] ♂〒 リナリア♀
↓ ↓
[マジョラム♀]〒アメーデオ♂ (婿養子)
↓
[オッツドーネ ♂]〒ライラック♀
↓
アデライデ♀〒ムスカリ♂
↓
[ ベルタ♀]〒ドルフ♂
↓
[シルベチカ]
「これがシルベチカの家系図か」
そしてノートでは無い豪華な装飾の施された巻物が有るので中を確認してみた
「こっちにも家系図の巻物が有る」
「これはリスラム王家の家系図か?」
「断片的な内容だな」
「これを見ただけではよくわ分からないらないな」
「このレポートを見て下さい
シルベチカの父親の姓名が付け足されております」
「成る程これは木蓮が書いたシルベチカの家系図のレポートだ
とにかく読んでみようか」
~~~~~~~~~~~~~
《僕は椿木蓮この城で絵師をしていたが
有るとき
とんでもない物を見付けてしまった》
《それはシルベチカの家系図だ
本当は返すべきなのだが身寄りの無い彼女の血筋に心当たりが無いか調べる事にした》
《シルベチカの母親の名前は【ベルタ】
そして父親の名前はドルフ
【金武土流布】(キンブドルフ)
~~~~~~~~~
何と云う事だ
この名前は…
リスラム王家を滅ぼした金武源魁の末裔なのか?
しかし…
この様な事が…信じられんが…
これはまだ入り口に過ぎない
目を疑う続きがまだまだ有る事を直ぐに思いしらされる事になる
[続く]
この物語は【一人ぼっちのリリー】のシリーズです
ストーリーの伏線等ございますので
①【一人ぼっちのリリー】から
②【TORMP外伝】百合子のソフィの話
③【SOPHIA追憶の花】ソフィの旅
④【SOPHIA勿忘草】シルベチカの物語
⑤【SOPHIA裏切りの花】
の順にお楽しみ下さい