55(141)*城の異変【SOPHIA追憶の花】ソフィの旅 | (注)†LILIUMの秘密の花が綻ぶログ†妄想小説は伏線を張り巡らせているのでテーマから①から投稿順にお読み下さい

(注)†LILIUMの秘密の花が綻ぶログ†妄想小説は伏線を張り巡らせているのでテーマから①から投稿順にお読み下さい

このブログではTRUMPシリーズの気になった点や
妄想を交えた仮説を中心に書いて行きたいと思います

やっとの思いで城に帰ったが城は誰も居無く
もぬけの殻だった

「木蓮~!!シルベチカ~!!」
僕(ソフィ)は大声で二人の名前を叫んだ
そして隅々迄探した
探して探して探し尽くした

「何処にも居ない····何故だ···」


そしてまた城を探し出した

もぬけの殻の城で心を乱すソフィを余所(ヨソ)に
ダリアは黙々と城の常態事件の痕跡を確認して巡った

「何もかも報告通りだ」

「しかし父上、物証だけでは決め手に欠けるのでは?」

「それは確かにそうなのだがこうも手掛かりが無くては
 手の打ちようが無かろう」

「ならば人間のヴラド機関ヴラッドドールの調査隊が
     命懸けで届けてくれた資料の纏め上げた内容を以て改めて報告を受けていた

「人間のヴラド機関に調査依頼した金武-源魁の経歴の資料が
 ヴァンパイアハンターギルドのヴラド機関の機密書庫より発見し
こちらに散文したモノを纏め上げた報告書が完成しこちらにお持ち致しました」

「ウム、ご苦労である。 大事無かったか?」

「は、お陰様で命拾い致しました」

「ウム、我らは確認致す故
 暫し休まれよ」

「は!!」


ダリアはヴラド機関の文書を速読整理能力に長けたヴァンプに
金武源魁の記録を簡潔にまとめさせていた

半時程で仕上がりダリアに渡されたのだ


ダリア卿は目を疑う内容に暫く沈黙とため息を繰り返して居た

「これは凄まじいな
《王殺害方法》の詳細の全容が事細かく描かれている」

「この書簡を読むと信じられ無い事だが

ヴァンプと人間の生活に平穏と秩序を管理するヴラド機関の幹部とは思えないな」



僕(ソフィ)にはそんな事より

木蘭とシルベチカが城から居なくなった事が信じられ無くて

城中を捜し廻っていた




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このお話しは

舞台【LILIUM少女純潔歌劇】と

      その二次小説【一人ぼっちのリリー】と


舞台【TORMP】と

     二次小説【TORMP外伝】百合子のソフィの話の続編です


順に参照して貰えると

ストーリーの伏線等ございますので

より一層楽しめます