皆さまこんにちは。

ねこミシンです。



またまたまた、レトロミシンの取説をいただきました。


以前は私の持っている昭和レトロなブラザーミシンの取説をいただき、

なんだかんだどうのこうの語ってしまいましたが、


今回はなんと、ミシン持ってないのに取説だけいただいてしまいました〜滝汗

ミシン修理のお仕事もされているrose1985さんから

「このミシンお持ちでしたかね?出てきたけどいりませんか?」

ってお声がけいただき、

持ってないけどください!と言ってしまった厚かましい私。


だって、読みたかったんだもーん爆笑アセアセ



いただいた取説はこのミシンのもの↓


ジャノメトピアエース802
発売年を調べてみると1973年頃。
還暦過ぎのねこミシンが中学生の頃のミシンです。
今でも某オク等で人気のミシンです。
画像お借りしました。


で、いただいた取説の表紙をびろ〜んと開いてみたのがこちら↓

ふっひゃ〜!バリバリの昭和感

でも今見るとどの洋服も可愛いハート

そうそう、この頃白いギターが流行ってたのよね〜おいで



パラパラめくると、ずっと疑問だった事がわかりました。

操作パネルの右上にある小さいダイヤル。

なるほど〜、模様縫いの長さ調節用だったのね!



この取説はキャビネットタイプのものだったらしく、

こんな説明もありました↓

↑これね、何かというとミシンの頭部をミシン台に設置するときの方法。

ヒンジっていうんだっけ?

取り付け金具(ヒンジ?)をミシンヘッドの後ろ側の穴に刺すんだけど、

うちのセイコしゃんをモーターから足踏みに変えたときに、

このゴムを引っ掛けて金具を固定する方法を知らなくてね、

めっちゃ苦労した思い出がありんす笑い泣き



それとね、このジャノメトピアエースは垂直半回転釜のボビンケースを使うみたいなんだけど、
ミシンの釜が独特の形状だというのは聞いたことあって、
どんなのか一度見てみたいものだと思っていたのも叶いました。


イラストの方が釜の形状がわかりやすいですね↓

あー、なるほど。

そもそも半回転ボビンケースのツノ固定位置からちがいますね!

普通の半回転ボビンケースだと、ツノが真上で固定されるよね。


ボビンケースを取り出して釜を分解したイラスト。

わお!内釜の形もぜんぜん違うやん↓

↑下の3枚の写真は私のブラザーの釜部分です。

これがごく普通の半回転釜だと思います。


ジャノメトピアエースはその特徴のひとつがジグザグ振り幅が7ミリなんですけど、

この釜の違いが大きい幅のジグザグでも縫える秘密なんでしょうね。


ただ、釜の構造が特殊だと交換が必要になったら困ることがあるかもですね。

下の真ん中のが普通の半回転釜用の内釜なんですけど、これは今でも販売されています。

ただし、ジグザグと直線と内釜が少し違うのかな?

ミシン屋さんで内釜くださいって言ったら直線かジグザグか聞かれます。



ちょうどこのジャノメトピアエース802が発売された頃、

うちも直線足踏みミシンからジグザグミシンに買い換えた記憶が有ります。

でもうちのはブラザーペースセッターでした。

そのペースセッターに付属していたこの部品、記憶にあるんですよ。

↓チェーンステッチが縫える部品です。

この部品で縫えるチェーンステッチは上糸だけ使います。

なので、ボビンケースかわりにルーパーというものを釜に入れ、

専用の針板を使うみたいですね。

中学生だったのでこれを使ったことはないです。

でも何で記憶にあるかというとですね、

上の画像の針板の左にあるルーパーが、

中学生のねこミシンにはいちじくカンチョーの形に見えたから爆笑


今回トピアの取説を拝見すると、

ジャノメトピアもチェーンステッチが出来るみたいです。

ただし、そもそも釜の形状が違うので、

チェーンステッチ部品も全く違ってました↓当たり前か。

ジャノメトピアはルーパーの形がいちじくカンチョーじゃない!

しかも特殊な針板ではなく押さえが専用のものを使うみたいですね。

へえ〜〜。

このミシンを買った人、チェーンステッチ使ってたのかな?


チェーンステッチの使用見本としてこんなのが紹介されていました↓

チェーンステッチはひとつループを外して糸を引くと、

毛糸の鎖編みみたいにスルスルほどけるんですね。

この時代の着物は、ほどいて洗うのが当たり前だったので

確かにチェーンステッチはスルスルほどけて便利かもですね〜。

強度の程は謎ですけど。




えーさて、

使ったことなど一度も無いジャノメトピアエース802について

好き勝手に語ってしまいましたが、

いよいよ、私が1番気になっていた部分を開いてみました。


それはフリーモーション刺繍の説明文です。

なかでも、

「押さえを下ろす」という言葉が書かれているか否か。

これ、気になりますね〜。


以前、夢希さんにいただいたブラザーミシンの取説では、

刺繍枠をセットして縫い始める前に押さえを下ろすという説明が書かれていませんでした。


これを残念に思ったので、

今回はジャノメトピアエースと同じ頃販売されていた

ブラザーペースセッターの取説をネットで探して調べてみました。

画像お借りしました。


ら、やっぱり「押さえを下ろす」が書かれていませんでした。

ブラザーさんたらぁ!ダメでしょ。



で、なんでか知らんけどドキドキしながら

ジャノメトピアエース802の刺繍説明文を見てみると…↓


↓あった!!!

すげ〜、ジャノメさんすげ〜!

でも、イラストには押さえホルダーつけたままだ。

しかも!指で押さえを下ろしているようにしか見えん!

え?押さえって指で下ろせるん?マジか!

いろいろ不思議なので今度やってみようグラサン



とりあえず、刺繍取説ではジャノメさんが勝利ですね。
いやー、ブラザーさんも惜しかったんだけどな〜。
取説を編集した人が刺繍にあんまり興味なかったのでしょうか?残念。




最後に、ネットからお借りしたジャノメトピアエースの裏側画像↓

モーターがミシンヘッドの下に内蔵されています。

そういえば、オークションの画像でもジャノメトピアには

モーターが本体の後ろに付いているのを見たことがなかったな。


ここも同時代のブラザーペースセッターとの大きな違いがありますね。

ブラザーはモーターが外付けです。たぶん。


この時代のジャノメもブラザーも釜ギアはプラスチックなので、

経年劣化で釜ギアがぱっかーんで壊れるケースも多くありそう。

でも、ジャノメトピアとかジャノメエクセルもかな?

釜ギアが現代でも社外品で販売されているのには驚きます。


それだけ人気があるってことなのでしょうね。




いやいやいや、

持っても無いし触ったこともないジャノメトピアエース802ですが、

取説を読ませていただき、大変面白かったですニコニコ


roseさん、いつも面白いものをありがとうございます。




以上、


本日も最後までお付き合い頂き

ありがとうございましたm(_ _)m