皆さまこんにちわ。

ねこミシンです。




今回は二つ前の記事の続きです。



いただいたのは私が主に刺繍に使っている

このミシンの取説です。



このミシンは、下の図の⑦のレバーを左右に動かすことで

無段階にジグザグ振り幅が変更出来ます。

下矢印

私はそれを利用して刺繍してます。


それと、このミシンはもう一つ、

⑥のレバーで針が落ちる基本位置を3段階で変更出来ます。



で、⑥と⑦を組み合わせると
こんなふうな縫い目が出来るんですね下矢印


↑この操作を駆使すると、

押さえを付けた通常の縫い方で、

こんなふうにいろんな模様縫いが出来ると取説に書いてます。

読んでみると、わりと難しそうびっくり


↓これならばなんとか出来そうかな?


↓他にもこんなのも紹介されていました。

ほー、手間はかかるけど手縫い刺繍よりはやいかな?


ジグザグの動きを利用するだけでいろんな模様ができますね。


取説が有るってわかりやすいわ〜ラブ




それとね、このマークが気になっていたのですが、
今回取説をいただいたことで謎が解けました下矢印

これね、↑緑丸で囲んだマークを上に合わせておくと、

縫っている途中に一定時間中央の白いボタン(返し縫ボタン)を押すことで、

こんなふうな模様ができるらしいです↓

縫い目の詰まったサテン刺繍風の部分の密度は

上のマークを左右にマークの幅内で少し動かす事で調整できるらしいです。



いやまあ全くもってすごい説明書だことびっくり

びっくりですよ!




でもでもでも、

ここまで読んで下さった多くの方々は、きっと思っておられる事でしょう。


めっちゃめんどくせ〜!

こんなの今ならボタンをピッでできるじゃん。


と。

ですよね〜。


この取説のこの模様にしたって

手加減ひとつで模様の大きさが揃わないですよね〜。


でも、現代のミシンの在り方は、

全てはこのようなシンプルジグザグミシンから始まっているのではないでしょうか?



縫い目を揃えにくいということから、

ジャノメ等のメーカーで模様縫いのカム開発されると、


一定のクオリティで連続模様が縫えるようになり、



カム入れ替えの操作の手間を省いて

ダイヤルを回して模様切り替えの出来る

カム内臓のミシンになり↓


さらにはモーターを電子制御することで

スピード調整も可能な電子ミシンが開発されたり、



もっと便利に使いたいと、

いろんなところの調節ををコンピューターにお任せできて、

より複雑な模様縫いや文字刺繍まで出来るような

コンピューターミシンへと進化していったのだろうなあと想像できますね。

ミシンの画像3枚無断拝借いたしましたお願い



とういわけで、

レトロミシンの取説をいただいたことをきっかけに、

家庭用ミシンの変遷にまで妄想が及ぶ結果となり、


改めて、

日本のミシンメーカーの進化は、

この電動ジグザグミシンの

「めんどくせ〜!」

から始まったのではなかろうか?


なーんて思ってる次第でございますニヤニヤ


まあ、白物家電の進化って概ねそこからですよね。




と、ここで話は飛びます!


この取説についてひとつ違和感があるのですが…


それはこの表紙のイラスト下矢印

これが気になってます。

気になる方はびろ〜んと広げてみてくださいね。


このイラストに書かれている薄い数字から想像すると、

これってひょっとしてニット生地用のパターンじゃね?と。


身幅も狭いし、前後中心とも〈わ〉だからかぶりものですよね?

しかも、首から上の長さが30センチって…キリンさんのセーター?

みたいな


首の短いねこミシンがもしこれを着ると、

長いタートルネックをくしゃくしゃ手繰り寄せたとしても

目の下まで襟がきそう滝汗 息できんかも。


まあ、ニット生地のカットソーパターンであるとしますよ。

ええそうでしょうよ。


でもでもでも、思い出して!

このミシンは昭和40年代のもの。


その頃って私の幼い記憶では、確かにカットソーはあったと思います。

が、それは下着類で、いわゆるメリヤス生地が多かったんじゃないかな?

アウターのカットソーがあったとしても、それはほんの一部で

家庭で縫製するものではないだろうし、出来るものとも思えない。


そんな、普通に家庭で作る洋服は布帛ものが主流の時代に、

しかも、ミシンの取説の表紙に

このパターンのイラストって何ゆえ?



もしこの取説を編集した方がご存命なら、

家庭用ミシンでこの表紙のイラストを採用した理由を

ちょっと聞いてみたいなって思いました爆笑




以上。



長々と語り過ぎました。

本日も最後までお付き合いいただき

ありがとうございましたm(_ _)m