皆さまこんにちわ。
ねこミシンです。

今回も古いミシンの話題が続きます。
しかも今日は超古い!
興味ない方、ごめんあさーせおいで



こないだね、
久しぶりにこのミシンを出してみました。
祖母の手回しミシン下矢印
このミシンは以前の記事で紹介した事があります。
初めは全く縫えなかったのですが、
いじっているうちになんとか使えるやうになりました。

で、
手回しミシンを出した目的はこれ下矢印

以前記事にした先輩のお店にあるシンガー手回しミシンに付属していた古いアタッチメントをお借りして、
うちの手回しミシンでも使えるかどうか試してみようかなと。


というものね、
ブロ友さんのちえさんから、うちのと同じ手回しミシンの取説をいただいたので
がぜんやる気になりました



なんとなく同じっぽい。
でも実は、私がお借りしてきたのは
同じ手回しミシンでも、
シンガー15Uの垂直半回転釜に付属していたアタッチメントなんですよ。

対して私の手回しミシンはシャトルボビンという、ちょっと古いタイプのミシン。

さてこのアタッチメントが使えるか?
という実験的な試し縫いです。


ということで、
早速ねこミシンお得意のラフラー押さえから使ってみました。
下矢印
おお!ちゃんと取り付けられましたOK

とりあえず縫ってみた下矢印

縫えます!
ただし、このラフラー押さえは1針ごとのタックが寄せられるだけみたいです。
現在のラフラーのように、
6針ごととか12針ごとのタックにはできませんでした。

タックの深さは変えられます。
あ、この画像じゃよくわからないね滝汗

はい次!
みつ巻き押さえ。
これは現在のものとさほど変わりはないようです。てゆうか、これ後から購入したのかも?
使い方が下手くそ過ぎて途中から2つ折になりました笑い泣き



では次!
と言いたいところですが、
他のものは諸事情によりここまで。

というのがね、
ラッパ系を取り付けようとしたら、
ネジ穴とネジが合わなかったのです。

私の手回しにも取り付け穴は開いているのですが…
汚い画像でごめんなさいアセアセ
うちのミシンのベッド部分は
傷みが激しくて、どうやら穴のネジ切りが潰れているようでした。残念。


というわけで、
足踏みセイコしゃんの登場!
本来ならこのアタッチメントはこちらのタイプ用のはず下矢印

上矢印三巻きラッパの細いもの太いもの、
四種あったかな?
全て綺麗に縫えましたグッ


三巻きラッパは普通押さえで縫った方が
取り付け角度が合うようでした。

ってこれね、実はわたくし、
人生初のラッパ体験でございました爆笑

ほんと、これだけ長い間洋裁やってても
ラッパって使った事がなかったのアセアセ

だから、この使い方が正解なのかすらわからん状態です。
おそまつですみません
ま、縫えりゃいいってことですよね滝汗



次は、手回しミシンに取り付けは出来たけど、布を挟むと上手く縫えなかったものがあります。
謎のこれ下矢印
とりあえず動きだけ見てください。

手前棒が針の動きに連動して
針落ちするときに布を押さえています。

これね、取説を読み解いても使い方がいまいち分かりにくかったのですが、
どうやら連続してピンタックを縫うアタッチメントのようです。
手前にある左に突き出た棒には目盛りが刻んであって、
先に縫ったピンタックの縫い目線を目盛りに合わせると、次が平行な幅で縫えるというもののようです。
ちょっと使い方が複雑でした。
私がわからなかっただけかも。


で、最後に、
めっちゃ苦しんだ四つ折りラッパ。

こちらは付属していた足の短い押さえを使いました。
古い取説には「一寸ほどの斜めの生地」と書かれていたので、3.8㎝のバイアス布を準備しました。

が、まず、ラッパの中に布が通らない!
ええ、もちろん先を斜めにカットしてピンセットを使いました。
でも、先が少し出てから引っ張っても、
どうにも布がラッパの中で動かないアセアセ

どうやら長年ケースの中でゴロゴロしているうちにラッパの広がりが狂ってしまったようです。

とりあえずドライバーを使って真ん中の溝を少し広げてみましたが、
ひとさまの持ち物なので無茶も出来ず、
遠慮がちに広げてどうにか通過する状態まででやめました。

すると、やっぱり無理が縫い目に現れますね。送らないから。
そして、使い方が下手くそだから、
外れるニヤニヤアセアセ

これ、
かなりの調整と鍛錬が必要そうです笑い泣き
ラッパ初心者には難しいですね。


ということで、ケースの中身をざっくり使ってみましたが、

感想としてはですね、


これらのアタッチメントが
約100年前に存在していた事そのものが
すごいと思いました。
これこそ、
現代のものの礎となっているのだな
とも思いましたです。


ちなみに、謎だったピンタック押さえ(動画のやつ)は、
現代では同じようなものは見当たらないので、きっと必要性が薄かったんでしょうね。


四つ折りラッパに関しては、
調整が上手くできれば使えたのだと思いますが、

取説のこんな風に急カーブには
対応していないんじゃないかなぁ?
下矢印

↑これほどの急カーブをパイピングするのって、スイセイのお高いラッパでも難しそうじゃね? 知らんけどおいで

多分ね、売るための誇大広告的なアレかなとも思いましたニヤニヤ

この時代にはJAROも無いですもんねー。

追記、
現代のラッパだとこういう急カーブでも鍛錬次第で可能だそうです。
スイセイさん、大変失礼いたしました〜ニヤニヤ


とまあ、
ブサイクではありましたが、
いにしえのアタッチメントを使ってみて、
あらためて

人間の知恵ってすごいなぁ!
ミシンの歴史ってすごいなぁ!

と感じたねこミシンでございました。




以上、

本日も最後までお付き合い頂き
ありがとうございました  m(_ _)m