【縫々王国】植物学者オリバー | 人形ファンタジーの世界【ボタンウサギの縫々王国(ヌイヌイオウコク)】クリエイター・ナカノカナ

人形ファンタジーの世界【ボタンウサギの縫々王国(ヌイヌイオウコク)】クリエイター・ナカノカナ

大阪のちいさなアトリエで縫々王国(ヌイヌイオウコク)というウサギのぬいぐるみたちが暮らすファンタジー世界を生み出しています。個展やニン材派遣など個人企画を中心に、人形と物語にまつわる活動を展開しています。

こんにちは、ボタンウサギの縫々王国(ヌイヌイオウコク)ナカノカナです。

 

先日4/24にお誕生日を迎えたボタンウサギをご紹介しますね。

 

photo:Giro 

 

 

彼はオリバー博士

王国西部の出身です。

 

草花をこよなく愛する植物学者で

その深い愛情のあまり、植物と恋に落ちてしまうことも…!?

 

現在、王国東部の神秘の森で、助手のフランツを連れて

研究に明け暮れる日々を送っています。

 

「誰の目に触れなくても、彼らは季節と共に花を咲かせ、種を実らせる。

 なんて潔く美しい在り方だろう、そう思わないかい?フランツ君」

 

「そんなことよりお昼にしましょう、博士。お腹がペコペコです」

 

 

 

ちなみに彼らのいる神秘の森はこのあたり

 

 

 

さて、恒例の制作裏話を。

 

オリバー博士は、単体のぬいぐるみではなく

はじめて“立体造形作品”という形で制作したボタンウサギです。

 

きっかけは、アート展の企画会社からお誘いをうけたこと。

 

それまでイベントや催事に出展していたんだけど

彼らを販売するのがつらくなっていた時期だったこともあって

“表現”の方向にシフトチェンジしてみようと思って。

 

ちょうど前年に木工家具職人の『17工房』さんと出会えたことで、

協力してもらえたのも幸いでした。

 

そして誕生したのが

『植物博士オリバー』(2017年)

 

image

 

パリと台湾の展覧会に出品しました。

 

 

そして2作目の

『植物学者オリバーの冒険』(2018年)

 

●作品サイズ60×75×60㎝

 

こちらは、金沢21世紀美術館と上野の森美術館の展覧会に出品。

初めてアートで賞をいただいた、記念すべき作品です。

 

助手のフランツ君はこの時に誕生〜✨

彼は弟子ではなく助手なので、時に辛口な言葉も吐きます。ええ。

 

 

ちなみにこのアート展は、とてもお金のかかる企画だったので

ここで止めることに。

 

受賞で自信をもらったのも大きかったけど

「王国の物語をもっと自由に表現したい!」という思いがムクムクわいてきて。

表現と販売のバランスがとれる、ギャラリーへと活動の場を移しました。

 

その時は無我夢中で気がつかなかったけど

オリバー博士は、そんな節目となった作品です。

 

 

今年はNHKの朝ドラで植物学者の牧野富太郎さんのドラマが放送されていますね。

(私はまだ観ていないのですが⋯)

 

オリバー博士がきっかけで、牧野さんの伝記を読んでみたら

牧野さんもかなりの変わり者で、植物を熱愛していたことがわかってとても嬉しかったです(笑)

 

野外採集の際の蝶ネクタイ姿は、植物への敬意の表れだとか。

人生でお金には苦労したみたいだけど

大好きなことに情熱を注いだ生き様に憧れます。

 

 

“草を褥(しとね)に木の根を枕、花と恋して九十年”

(牧野富太郎)

 

 

 

まだまだ若いよ!オリバー君(笑)

 

Photo:Giro 

 

◆Oliver/オリバー
 4/24生まれ 

 出身地:西部 所在地:東部
 職業:植物学者

 草花にただならぬ愛情を注ぐ。

(2017年制作)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日もあなたに幸せがいっぱいありますように♡

 

 

《関連記事》

 

 

【YouTube】制作当時に作った博士の動画。まわっているだけですがカワイイのでぜひご覧ください(笑)

 

 

 

CROWN個展やイベント等で活動中 やじるし 縫々王国出展情報

CROWNお問合せはこちらから やじるし お問合せフォーム
 

 ホームページ 
 ネットショップ 

 Twitter 
 Instagram

 YouTube

 

 

 

◆LINEスタンプ好評販売中!

【ボタンウサギのツィリル君】

 

【ボタンウサギのアモンちゃん】