49代RBの池澤晴太です。
サポーターの皆様、4年間本当にありがとうございました。この4年間、優勝という形で恩返しできなかったことを本当に申し訳なく思っています。惜しい試合はするが勝ちきれない、ここにGRAMPUSの弱さがあると思います。この弱さを乗り越えて、きっと来年、後輩達が無念を晴らしてくれると信じています!
4年間を振り返るには、まずは、アメフトの面白さを語らずにはいられません。僕は高校卒業まで10年間ほどバスケをしていました。大学に入るまで自分の中ではバスケが1番だと思っていました。しかし、アメフトを見て自分の視野が狭かったことに気づきます。「ガシャン、ガシャン」とグラウンドに響く金属音、鍛え上げた自分の肉体のみで相手を倒すパッション、無数の戦術を使って相手を翻弄する駆け引き、漢のロマンを詰め込んだスポーツがそこにあると確信しました。漢として強く、かっこよく、たくましくをもっとうに、すぐに入部を決意しました。引退してから思うのは、仲間全員で頑張り試合に勝った喜び、スーパープレーをして歓声が上がる気持ちよさ、目の前の相手を青天させた無敵感、どれを取ってもアメフトでしか味わえない気持ちだと思います。いいブロックをして自分の目の前がきれいに開いてsfだけが見えた時、これがRBが見うる最高の景色です。キングダムで現すと合従軍編で、秦軍が楚軍と闘う時に蒙武が見た景色と同じです。あとは汗明つまりsfを倒すだけです。これが大将軍の気持ちかとたまに思います笑。OLほんまにありがとう。精神面、肉体面全てを鍛えてくれる最高のチームスポーツは、他のどんなことにも変え難いと思うので、今アメフト現役でやってる後輩達には是非辞めずに4年間続けて欲しいです。
no football,no my life!
そして、次に6番という背番号についてです。6番という背番号は代々エースRBがつけていた番号で、自分も2回生の時に先輩から受け継ぎました。そんな番号を軽い気持ちで受け継いだはいいものの、それ相応のプレーをしなくてはいけないと1人ながらにプレッシャーを感じていました。そんな番号ごときでと思うかもしれないですけど、憧れた先輩の番号をつけさせてもらい下手なプレーをすると、少なからずあの時の6番はという声を僕がobなら声を出すと思います。いつもうるさい自分ですが、こう見えてめちゃくちゃ豆腐メンタルです。頻繁にあの時、あんなこと言ってしまった変に思われてたらどうしよとか、よくない方向になったらどうしよとかめちゃくちゃネガティブに考えてしまう癖があります。しかし、6番に愛着が湧いたのも事実で、ロッカーを借りるときは6がついてるのを選び、NBAのユニフォーム集めにハマっていた時は、誰とかで選ばす6番で選んでました。これから先の人生6という番号は自分にとってかけがえのない番号になったように感じます。(結婚記念日とか6日にしてみたいと思いつつ、絶対パートナーには、は?意味わからんやろとか言われそうな気がしてます笑)4回生の最後は、周りはどう思っているかはわかんないですけど、自分なりの6番としてチームを引っ張れたと思います。この番号は後輩に譲りますが、後輩には自分なりの6番としてチームを引っ張ってくれると期待しています笑
最後に、昼2時頃の北部食堂でのひとときやミーティング前後のしょーもない雑談、バッチバチの喧嘩等全てが思い出となって、これを書いてる今蘇ってきます。引退して、これ以上の情熱を捧げられることに出会えるかは分かりませんが、一度きりの人生、何事にも挑戦できたらいいと思います。旧HC石田さんは、僕たちによく言ってくれていました。「お前ら幸せになれよ」と。後輩達はあんま関わりが無いと思うので、一言で表すとユーモアある怪しい人です笑この言葉が今になって響いてきます。アメフトはおもろいものでやってる時は幸せです。しかし、それには必ず終わりが来ます。やってる時は何も感じませんし、終わりは突然来ます。人間はあれをもう一度したいと思っても過去には戻れません。(タイムマシンがあったらなと思うことはよくあります笑)だからこそ、「アメフトがなくなっても幸せになってくれ」「自分の幸せをみつけろ」石田さんからはこういうメッセージやったように感じます。何も幸せの基準は人それぞれ違うと思いますが、私にとっての幸せはアメフト部で過ごす中で「笑い」だと気づきました。どんなにきつい日々、しんどい練習でも、誰かの冗談や、おもんない事をみんなで笑うことで吹き飛びました。その時の自分はかなり幸せだったと思います。あの幸せはアメフト以上のものだったなと改めて感じます。アメフトがなくなってもこの「笑い」が絶えない日々を過ごしていけたらいいなと思います。
長くなりましたが、大好きな先輩、同期、後輩、そして一回も逃さず試合に来てくれた家族、そしてサポーターの皆様本当にありがとうございました!皆様のおかげで最高の4年間を送ることができました。
ほんまありがとーな。めっちゃおもろかったわ。これからもよろしゅー頼むな。
