１９日土曜日の夜に『カムカムエヴリバディ』の第２０週を見た。
私と娘は土曜日に一週間分をまとめて見るので、１９日の夜は、７５分間泣きっぱなしだった。
ジョーの独白、算太の最後、岡山帰省、ディッパーマウスの健一さん、８月１５日の黙祷の時刻の奇跡。
いやいや、それだけじゃなくてドラマ全部に泣けた。
終戦の詔書の英語朗読の部分では、思わず知らず嗚咽が漏れてしまった。
あの戦争でどれだけ多くの人達が人生を狂わされたんだろうか、空襲にあってもあわなくても、女性も男性も老いも若きも幼子も、どれだけの苦労を味わったんだろうかと考えたら、こみ上げてくるものを抑えられなかったのだった。
一週間分を見終わる頃には、瞼は腫れるし鼻はかみすぎて痛いし詰まるし、頭まで痛くなっていた。
目と鼻はわかるがなぜ頭痛？ 気圧が爆下がりからのV字急上昇中のせいかなと思っていた。
そしたらば、泣いて腫れた瞼の処置のしかたをググっていた娘に、「泣いて頭が痛くなるのは脱水なんだってさ」と教えられた。
なんですと？
泣いて脱水って、どんだけ涙が出たというんだ！
驚いたよ、まったく。
意外なことで脱水症状になるもんなんだな。
水分補給のためにほうじ茶を飲みながら、私が生まれる前にあった戦争や、あちこちであった大災害や、遠い異国で今まさに燃えている戦火を思ったら、また涙が出た。
いかんいかん、泣きすぎると脱水になるからもう泣きなさんな、私。
水分を失って肌がかさつくくらいならいいけど、頭が痛くなるのは困る。
来週と最終週は、アイソトニック飲料を手に、脱水に気をつけながら見なければ。