求肥を作った。
余っている白玉粉を使い切るためにレシピを調べていたときに、求肥の作り方をみつけた。
作り方をじっくり読むと、私でも簡単に上手に作れそうなので、白玉粉消費のために挑戦することにした。
作り方は単純明快なのだが、落とし穴というか伏兵がいたというか。
水に溶かした白玉粉を火にかけて練るという工程がけっこう大変で。
重要な工程なんだからまぁしかたがないよな、とは思いつつ、もう必死でヘラを動かしていた。
餡子を練るのもなかなかしんどいけど、求肥の生地を練るのもこれまた何気にしんどいじゃなか。
和菓子職人はスゴイ!! と、尊敬の念を強めたのである。
初めてだったとはいえ、私が作った求肥は「まぁまぁおいしく食べられるなんか求肥っぽいヤツ(笑)」といった代物でしかなかったのだ。
全部食べたけど。
和菓子屋の求肥は、もっちりしっとり滑らかメチャうまっ!なわけだけど、それはひとえに職人さんの技術とお店の意気込みの賜物なのだ。
そんな当たり前っちゃ当たり前な事実を再確認したのだった。
割りと強烈に。
餅は餅屋って言いますもんね。
これからは「自分で作ればいいんじゃね?」などということは二度と考えまい。
プロが作ったものをお店まで出向いて購入すると決意した。
和菓子であろうと、焼き菓子であろうと、プリンやゼリーであろうとも。
まだ残っている白玉粉は、白玉団子にして缶詰のゆで小豆をぶっかけて食することにした。
一瞬だけ「大学芋のたれをかけてもイケるかも…」という考えが頭をよぎったけど、ダメだ、絶対に除けなことをせず正攻法で行かねば!