(#469の補足ブログ)
昭和59年(1984年)6月頃山陰本線
京都発浜田行き普通客車列車(旧型客車)
である833列車などが停車等する各駅の都道府県
及び各列車走行距離等
(&過去ブログ修正93)
【投稿日 令和6年6月12日】
※今回は、昭和59年の833レについて記載した#469のブログの補足ブログ。文字数制限の関係でやむを得ず記載省略した各駅の都道府県や各旧型客車の走行距離等について補足。投稿後いただいたコメント等についても反映。
1 はじめに
昭和59年2月~昭和60年3月ダイヤ改正前の山陰本線京都口旧型客車のうち京都発浜田行き普通客車列車(旧型客車)である833レの各駅発車時刻等について記載した#469のブログを投稿しましたが、文字数制限の関係で記載できなかったこともあります。そのため、今回は、833列車(833レ)等が停車・通過した各駅の都道府県、833レと835レ等の走行距離等について補足します。
2 各旧型客車走行距離等(例)
・昭和59年2月~昭和60年3月ダイヤ改正前の時期の京都発浜田行き普通客車列車(旧客客車)である833レの走行距離は、下記の通り474.9kmで、山陰本線では2番目に長い距離でした。この833レを含む、当時の山陰本線普通客車列車のうち、走行距離300km以上の列車の走行距離及び時間について記載した資料を掲載します。
※300km未満の列車については、後日改めてブログを作成する予定
3 昭59.2~昭60.3ダ改前の833列車(833レ)各駅の都道府県等
※昭59.2~昭60.3ダ改前の京都発浜田行き普通客車列車(旧型客車)である833レが停車・通過する各駅の都道府県ですが、京都~上夜久野は京都府、梁瀬~居組は兵庫県、東浜~米子は鳥取県、安来~浜田は島根県となります。
※今回は、前回投稿の#469にて掲載した833レの各駅発車時刻一覧に都道府県を追記した資料について掲載します。
<一部再掲>
昭和59年(1984年)6月頃
山陰本線旧型客車のうち
京都発浜田行き普通客車列車
である833列車(833レ)
各駅発車時刻一覧及び都道府県等
※833レの機関車はDD51
※833レは京都駅山陰1番ホームに入線
※833レは京都駅で、京都駅に到着する上り山陰号と交換
<1 京都府>
京 都 5:25発
丹波口 5:30発
二 条 5:35発
花 園 5:41発
嵯 峨 5:46発
保津峡 5:52発
馬 堀 (通 過)
※亀岡で園部発京都行き普通列車(気動車)と交換
亀 岡 6:01発
並 河 (通 過)
千代川 (通 過)
※八木で園部発京都行き普通列車(気動車)と交換
八 木 6:11発
吉 富 (通 過)
園 部 6:18着
※園部で園部発京都行き普通列車(気動車)と交換
園 部 6:19発
※船岡で福知山発京都行き普通列車(気動車)と交換
船 岡 6:25発
殿 田 6:31発
※胡麻で福知山発京都行き50系普通客レ(832レ)と交換
胡 麻 6:40発
※下山で福知山発京都行き普通列車(気動車)と交換
下 山 6:52発
和 知 7:01発
安栖里 7:05発
立 木 7:12発
※山家で綾部発京都行き普通列車(気動車)と交換
山 家 7:17発
綾 部 7:25着
※綾部で京都行き急行丹後2号(キハ58系気動車)と交換
綾 部 7:30発
※綾部〜福知山間は複線区間
※綾部~福知山間で福知山発東舞鶴行き普通列車(気動車)とすれ違い
高 津 (通 過)
石 原 7:37発
福知山 7:44着
※福知山で浜坂発京都行き普通客レ(旧型客車 834レ)と交換
福知山 8:03発
※上川口で豊岡発の普通列車(キハ58系気動車、福知山から京都行き急行丹後4号)と交換
上川口 8:12発
下夜久野 8:21発
上夜久野 8:31発
<2 兵庫県>
梁 瀬 8:39発
和田山 8:44着
※和田山で鳥取発大阪行き普通客レ(旧型客車 720レ)と交換
和田山 8:47発
養 父 8:53発
八 鹿 9:01発
江 原 9:10発
※国府で大阪行き急行丹波6号(キハ58系気動車)と交換
国 府 9:18発
豊 岡 9:25着
9:38発
※玄武洞で米子発京都行き特急あさしお2号(キハ181系気動車)と交換
玄武洞 9:47発
城 崎 9:53着
※城崎で米子発京都行き普通客レ(旧型客車 820レ)と交換
城 崎 9:55発
竹 野 10:06発
佐 津 10:16発
柴 山 10:20発
※香住で大阪行き急行だいせん2号(キハ58系気動車)と交換
香 住 10:36発
※鎧で京都行き急行白兎(キハ58系気動車)と交換
鎧 10:48発
(余部鉄橋通過)
餘 部 10:52発
久 谷 10:59発
浜 坂 11:06着
11:19発
諸 寄 11:23発
居 組 11:29発
<3 鳥取県>
※東浜で鳥取発大阪行き普通客レ(旧型客車 724レ)と交換
東 浜 11:37発
岩 美 11:44発
大 岩 11:48発
福 部 11:55発
鳥 取 12:08着
※鳥取で浜田発大阪行き普通客レ(旧型客車 726レ)と交換
※鳥取で大阪発博多行き特急まつかぜ1号(気動車)に追い越される
※鳥取で米子発大阪行き特急まつかぜ2号(気動車)と交換
鳥 取 12:42発
湖 山 12:48発
末 恒 12:55発
宝 木 13:02発
※浜村で鳥取行き普通列車(気動車)と交換
浜 村 13:07発
青 谷 13:13発
※泊で大阪行き急行だいせん4号(キハ58系気動車)と交換
※泊で浜田発福知山行き普通客レ(旧型客車 544レ)と交換
泊 13:30発
松 崎 13:37発
倉 吉 13:44着
※京都発倉吉行き特急あさしお3号(キハ181系気動車)は倉吉13:57着
※倉吉発京都行き特急あさしお6号(キハ181系気動車)と交換
※倉吉で米子発浜坂行き快速列車(気動車)と交換
倉 吉 14:12発
下北条 14:19発
由 良 14:26発
浦 安 14:36発
八 橋 14:39発
赤 碕 14:46発
中山口 14:52発
下 市 14:57発
※御来屋で出雲市発豊岡行き普通客レ(旧型客車 546レ)と交換
御来屋 15:18発
名 和 15:21発
大山口 15:28発
※淀江で博多発大阪行き特急まつかぜ4号(気動車)と交換
淀 江 15:47発
伯耆大山 15:55発
※伯耆大山〜知井宮間は電化区間
(米子・松江・出雲市の地区は電化区間)
※伯耆大山〜米子間は複線電化区間
※伯耆大山~米子で出雲市発岡山行き特急やくも12号(381系電車)とすれ違う
米 子 16:02着
※米子で大阪発浜田行き急行だいせん1号(キハ58系気動車)に追い越される
※米子で出雲市発福知山行き普通客レ(旧型客車 548レ)と交換
※米子で出雲市発岡山行き特急やくも14号(381系電車)と交換
※米子で出雲市発東京行き寝台特急出雲2号と交換
米 子 16:50発
※米子〜安来間は複線電化区間
<4 島根県>
安 来 17:01発
※荒島で小郡発鳥取行き特急おき4号(キハ181系気動車)と交換
荒 島 17:10発
揖 屋 17:18発
※東松江で出雲市発岡山行き特急やくも16号(381系電車)と交換
東松江 17:22発
※東松江〜松江間は複線電化区間
※東松江〜松江間で出雲市発米子行き普通電車(115系電車)とすれ違う
松 江 17:30着
※松江で浜田発東京行き寝台特急出雲4号と交換
松 江 17:39発
※乃木で米子行き急行ちどり(キハ58系気動車)と交換
乃 木 17:45発
玉造温泉 17:51発
※玉造温泉〜来待間は複線電化区間
来 待 17:58発
※宍道で浜田発米子行き普通列車(気動車)と交換
宍 道 18:05発
※荘原で鳥取行き急行さんべ2号(キハ58系気動車)と交換
荘 原 18:12発
直 江 18:20発
出雲市 18:26着
※岡山発出雲市行き特急やくも11号(381系電車)は出雲市18:30着
(出雲市駅で上り山陰号を見ることができた)
出雲市 18:42発
知井宮 18:48発
※伯耆大山〜知井宮間は電化区間
※当時の知井宮駅は現在の西出雲駅
神 西 18:52発
※江南で小郡発米子行き特急おき6号(キハ181系気動車)と交換
江 南 18:58発
小 田 19:07発
田 儀 19:12発
波 根 19:20発
※久手で浜田発米子行き普通客レ(旧型客車 532レ)と交換
久 手 19:28発
大田市 19:32着
※米子発益田行き急行石見(キハ58系気動車)に追い越される
大田市 20:04発
静 間 20:09発
※五十猛で米子行き急行さんべ4号(キハ58系気動車)と交換
五十猛 20:18発
仁 万 20:25発
馬 路 20:30発
湯 里 20:34発
※温泉津で下関発出雲市行き50系普通客レ(828レ)と交換
温泉津 20:40発
石見福光 20:45発
黒 松 20:50発
浅 利 20:55発
江 津 21:03着
21:10発
都野津 21:16発
敬 川 (通過)
波 子 21:22発
久 代 (通過)
下 府 21:29発
浜 田 21:35着
※浜田で浜田に到着した普通列車(気動車)を見ることができた
<補足>
※「京都→浜田」の走行距離は474.9km(別記参照)
※833レが途中駅等で交換・すれ違いをする京都行きの列車は、山陰本線経由
※寝台特急出雲2号及び寝台特急出雲4号は山陰本線・東海道本線経由
※寝台特急出雲2号は14系14形寝台客車、寝台特急出雲4号は24系25形寝台客車
※833レが途中駅等で交換・すれ違いをする大阪行きの列車は、山陰本線・福知山線経由
※833レが途中駅で追い越される大阪発の列車は、福知山線及び山陰本線
※833レが途中駅で交換・すれ違いをする岡山行きの電車は、山陰本線・伯備線経由
※特急やくもは381系電車
※上記の通り、京都~上夜久野は京都府、梁瀬~居組は兵庫県、東浜~米子は鳥取県、安来~浜田は島根県。それ以外は記載省略
※1984年6月の時刻表に基づき記載
※その他詳細については記載省略
4 参考 編成例及び勇姿
(1)参考 833レ編成例(再掲)
昭和59年2月〜昭和60年3月ダイヤ改正前の833レの両数は、#469のブログにて記載の通り旧型客車の座席車4両(増結される場合あり)。なお、「1980年代の客車編成記録」(客車倶楽部氏のHP)には、昭和59年2月12日(昭59.2~昭60.3ダ改前の時期に該当)の833レの編成(車番付き)が記載されていますが、それに基づき再現すると次の通りとなります(再掲)
<再掲>
昭和59年2月12日
京都発浜田行き
普通客車列車(旧型客車)
833列車(833レ)の編成
※「1980年代の旧型客車編成記録」(客車倶楽部氏のHP)により記載
DD51 1120(米)
+
オハフ33 195(福フチ)(青)
+
スハ42 7(福フチ)(茶)
+
オハ46 690(福フチ)(青)
+
オハフ46 20(福フチ)(青)
※「1980年代の旧型客車編成記録」(客車倶楽部氏のHP)のURLは次の通り
※客車の色については、フォロワー様からのコメントに基づき記載
(2)833レの勇姿
<引用>(再掲)
※引用元:日本国有鉄道ファン氏のAmebaブログ「1985年正月三が日のいずれか 寝台普通列車<山陰> 京都」より(使用について了承済み)
※撮影日は1985年正月三が日のいずれか、とのこと。場所は京都駅山陰1番ホーム。(時間は早朝)
※この列車は、京都発浜田行き普通客車列車である833レ。当時の833レは別記の通り通常は旧型客車4両であったが、この日は増結されていた様子。郵便車等の連結なし。
※日本国有鉄道ファン氏の当該AmebaブログのURL
※なお、#469等のブログでも引用
<私の#469のブログ>
5 その他、参考
郵便車や荷物車等について記載省略。また、昭和60年3月ダイヤ改正後の経過等についても今回は記載省略。また、次の事項についてもご参照ください。
<参考>
※昭和54年12月体制及び昭和59年2月体制(概要)(私見)⇒#347、#365、#449、#451等のブログ参照。
※山陰本線京都口旧型客車最終日(再掲)⇒昭和60年3月ダイヤ改正が昭和60年(1985年)3月14日に実施されたため、山陰本線京都口における旧型客車最終日は昭和60年3月13日。旧型客車廃止時期に関する詳細は、#347等のブログ参照。
※昭和59年2月~昭和60年3月ダイヤ改正前の山陰本線京都口旧型客車のうち運用番号が福13の車両については、「838レ→833レ→544レ」の順序で運用(#455や#469のブログ参照)
6 過去ブログ修正93
今回のブログ投稿に伴い、#469のブログについて、デザイン機能の使用を取りやめて記載できる文字数を増やし、都道府県や距離等について簡潔に追記しました。また、フォロワー様より、出雲市駅にについて、833レと上り山陰号の交換について連絡があり、必要な修正を行いました。
<参考文献>
・『国鉄監修 交通公社の時刻表』(1984年6月号、1985年1月号等)(日本交通公社)
・『鉄道ジャーナル別冊№12 国鉄私鉄客車列車1984』(鉄道ジャーナル社)
・『国鉄気動車客車情報(84年版)』(ジェー・アール・アール)
・「1980年代の旧型客車編成記録」(倶楽部メモ:客車倶楽部過去ロク集のHP)
・「客車列車の編成記録」(別館一般型客車資料室)
・旅一郎氏のYouTube動画「【語り】昭和60年3月ダイヤ改正前日」等
・日本国有鉄道ファン氏のAmebaブログ「1985年正月三が日のいずれか 寝台普通列車<山陰> 京都」
<Pick>文字数制限の関係で掲載できず
誤字脱字等があれば、その都度訂正します。
引用箇所について転載等禁止
本日も最後までご覧いただきありがとうございます。