『ロゴスドン』Webの連載小説「甦った三島由紀夫」を更新しました。
第55回
中国人留学生C (その五)
M Cさんは今実に流暢に日本語を話されてますが、勉強していて特に困難だったのはどういう点でしたか。
C まず「助詞」ですね。今でも時々「これはうまいのラーメン」だとか「研究室でいます」とかいってしまうことがあるのことです。(笑)これは頭で覚えられるものじゃないと悟りました。感覚というか、言い慣れ、使い慣れるものだと。それから「敬語」、これは本当に複雑で、学校で習ったのと、実際アルバイトしている時や先生や先輩や同僚たちとの会話、みんなバラバラで一体どれが正しいのやら・・・今でもわかりません。
M (笑)「敬語」は相対的な表現方法ですから、型通りに正解というのは決められないでしょう。それに何より、近頃の日本人も適切に使えていない。店の売り子のみならず、テレビのアナウンサーまでもが教養を疑われるのがいますからね。上司に向かって「なるほど」などと平気で言っている。しかし言葉というものは時代とともに変化するものですから、仕方ないと言えば仕方ないかもしれませんが、私なんかどうも鼻についてイヤですね。美しくない。
C 三島さんが執筆される時、文章の上で特に気を配られたのはどういう点でしょうか。
続きは下記へ
http://www.nu-su.com/misima.html