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中古カメラ③

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ニコン
ミニZoom300

今回のおしまいは、あの名機ニコンミニの姉妹機です。姉か妹か…従姉妹かな。
ニコンのデザインにしては、無駄のないラインが美しいカメラですね。
美形カメラだと思います。

手にしても格好いい。

しかし、1990年代の後半頃になると、メカの耐久性が脆くなり壊れやすいのは、どこのメーカーでも当たり前になってしまいました。
このカメラも周知のように耐久性の評価は分かれるようです。

正直、こいつはジャンクだし駄目かな?って思いましたが、お洒落なスタイルが気に入ったので購入。

家で電池を入れ可動させると当初は渋かった動きも、各ビスを締め直すなど行うとニコンミニと似たチィーィと作動音で撮影準備をする。

こんな時は嬉しいですね。
今回の三台の中では、最初に試写を開始しています。

中古カメラ②

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オリンパス
ピカソminiスーパー
長い名前だな…

単焦点カメラが好きで、ジャンクなどから漁るわけですが、このカメラに関しては存在すら確かには知りませんでした。

今回、ジャンク籠の底から偶然掘り出したカメラで、特にデザインや機能に興味もなく。
当時オリンパス側もμが主力機であって、こいつは輸出や普及機の意味付けだったんでしょう。

カメラ本体にプリントされているAF-10というのが、正式名称なのかな。

操作してみると、意外な機能がありました。
スライドカバーを開くと機械的にストロボが自動モードになる。他のモードを選ぶ時はスィッチをスライド選択。
普及機にしては、ストロボ機能は結構凝ってますね。

また、電池はリチウムと単4が使えて便利です。
しかし、廉価カメラの悲しさはレリーズ操作音も雑駁で、カメラも全く色気がないデザインです。

中古カメラ①

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フジDL100です。

イタリアの建築家、家具工業デザイナー、マリオベリーニの意匠というコンパクトカメラ。
ネット検索でベリーニを調べると、まさに巨匠でした。

そして、このカメラをじっくり眺めると不思議に味わいのある構成ラインに、日本人とは異なる美意識をカメラに感じます。
小粋に人生を楽しむ空間を、カメラにも表現する指向、要は道具であるカメラデザインに、芸術的見解を持ち込んだ、でしょうか。

均一なバランスを崩しながらも工業製品の描く線描に魅力を醸し出す。
レンズ周囲の少しアンビバレントな配置などは、ネット検索からの受け売りですが、斜視芸術の表現の一つ、に相当するカメラなのでしょう。

日本人だと、こういうカメラデザインは、名機にならず鈍機扱いで、たぶん評価されない。

私は、このカメラデザインが好ましく二台目となってしまいました。