特急が行く。

中学生時代、学校から自宅への通学路途中に踏切があった。時折、轟音を上げて特急列車が東京や東北地方を目指して走り抜けてゆく。当時の特急には食堂車が付いた編成があって、その列車が走り去ると、食堂車の香りがゆっくりと僅かに風に乗って漂った。部活が終えた下校時、食堂車の残した甘いカレーライスの匂いが空腹を刺激する。その香りが不思議に旅情を思わせて、特急列車を踏切で見送る事は密かな楽しみになっていた。まだ少年だった私は空腹のあげく食べ物の香りなら、特急列車のそれであっても何か食べた気分なれたのである。

今夜も自炊③

完成です。殻、頭を外していないので食べる時注意しないと、刺さります…えぇ、一匹目見事に舌の裏に刺さりました。

そこを用心すれば、まぁ何とか食べられます。しかし、もっと工夫すれば他の調理法があったかな、と少し反省。
ともあれ、すべて完食したのでエビ君たちも成仏したはず。

今夜も自炊②

唐揚げにすると、真っ赤。カリカリに揚げます。一度皿に移して、フライパンに生姜、大蒜の微塵切りを入れ香りをだしてエリンギ、小松菜、人参を炒めて、最後にエビを戻して…醤油、ケチャップ、パクチー、砂糖、塩…。