写真が語るもの。
もう一枚。職場の部下達と祖父です。どこかの温泉へ課内旅行でしょうか。列中央真ん中で部下と肩を組んで笑うハゲ頭の男性が祖父です。彼は超若ハゲなんですね。(私には、この遺伝子は来なかった…)家庭では怖いだけの存在でしたが、外面の良さは天下一品でした。部下には大変に好かれていたようです。
旅行は昭和三十年代極初期と思われます。皆、ようやく成長期に入り、笑いにも幸福感がありますね。祖父の部下の方々も少年少女期は戦時下で、毎日が苦しい総動員世代でした。
平和な社会って簡単には説明できませんが、庶民生活を営む人々において代え難い貴重な世界です。
それぞれ一枚の紙焼き写真に残る各世代の面影。写真の力って何かな、と思うとき、それは平凡ではあるが偉大な記録性なんですね。
平凡で偉大な記録性を喪失した時、写真は写真として終焉すると私は思います。
久しぶりに夢見…
写真は明治時代中期~末期の江ノ島海岸だそうです。
向かって右側、羽織袴姿の男性が私の曾祖父。絵画同人会の江ノ島熱海旅行で撮影した記念写真らしく、ちなみに向かって左側のマント姿の男性は近代画家の淺井忠です。
疲れたせいか、朝方久しぶりに夢を見ました。
どうやら『七人の侍』の一人になっていたような…。相手に受け太刀すら許さず、(たぶんアレは…久蔵。映画では宮口精二)でしょう。
私は竹刀の持ち方も忘れてしまいましたが、夢の中は剣豪でしたねぇ。
ところで、曾祖父は旧米沢で美術講師をしていました。また、剣術も達者な人らしく旧藩士では有数の剣士だったとか。しかし、この写真で見る限りは痩身で全く強そうではないですねぇ。
ナンチャッテ伝説かも知れないません。
当時の写真撮影はフィルムではなく乾板撮影ですから大変な苦労だったと思います。しばらく動けない辛い撮影ですが、表情は穏やかで笑っているようなので、友人同士でお酒も飲んで上機嫌?


