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能レクチャー

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真夏日から一転して、雨模様。
梅雨入りも近い。

今日の私は、代々木能舞台で主催される『能レクチャー芦刈』の補助。

内容は作品解説は講師として井上愛氏を招き、『芦刈』を演じる能楽師浅見慈一本人による能の解説がある。

本来、舞い手自身が能について語るという行為は、『役者の仕事』ではない…やらないものだ、という考えが主流であった。
しかし、この数年は自身が舞う能を語る能楽師が、大きく影響を左右する流れとなっている。

かって観世寿夫という希代の名優が存在して、『能楽ルネッサンス』という表題を掲げた。
それは時代の要請であったし、能を哲学や構造から思索する作業であって、いわゆる営業活動ではない。
結果として営業的に功績を積み上げたが、その目的ではなかった。

番宣や営業という言葉に嫌悪する方々もある。
だが、今は常に情報が飛び交い瞬時にアクセスされる。
批判はあれ、遅れるという事は取り残される…という事にも繋がる。

能が、個々の能楽師によって語られる…これもまた、時代の要請に答えている…という事なのだ。

地蔵坂から至る

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能楽堂なう…ひっそりと本番を待ち受ける舞台。
江戸川橋から地蔵坂を矢来町まで登ってきました。

矢来に来る道には必ず坂があります。
神楽坂や相生坂など知られていますが、いずれも急な坂道です。
中世の頃、この一帯は城跡だったそうで地形的にも想像に難くない。
また、現在の地下鉄有楽町線江戸川橋駅付近は、運河で上方からの酒などを陸揚げした場所です。
特に銘酒『白鷹』は有名で、神楽坂の店に『白鷹』が置いてあるのは、その縁だと聞きました。

先ほど、ブログで書いた地蔵様は『子宝地蔵』…家族などはいませんが…今日の無事を祈ってまいりました。

撮影の前に。

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今日も晴天。
神楽坂矢来能楽堂へ行きます。
本日の公演は『第十一会櫻詠会…百万』
シテ山中一馬。


これは毎回の事ですが、必ず私は能楽堂に一番近い、あるいは通う道すがらにある神仏に公演の無事を祈願しています。

矢来能楽堂ですと、
赤城神社が有名ですが、私が祈願するのは地蔵坂下にある『地蔵様』と『小さな稲荷様』。急ぐときは黙礼の時もあります。
以前、芝居の舞台撮影をしていた時、舞台監督の女性が暗転チェックをした後、舞台に合掌していた後ろ姿をキャットウォークから見て…なるほどな、と思いました。

以来、私も能楽堂では客入り前の時に、舞台と鏡松に合掌して成功と無事を祈ります。

能『百万』の主人公百万は、祈りを込めて舞った功徳で、親子再会を果たしました。
実際の人生では、祈るなど気休めにすぎません。しかし、その気持ちがあって良いと思います。