HOODのブログ -424ページ目

気分は晴れず。

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しばらく茨城の被災した実家と都内を往復しながらの毎日。
部屋の片づけは容易に進まず、減らない放射線に気分は晴れず、未だ低空飛行中。
写メはひたちなか海浜鉄道の勝田駅ホーム改札口。

七月まではバスで代行運転される告知がなされている。
鉄道路線は、テレビコマーシャルでロケなどに使用されて、また市民の努力もあり、赤字からようやく解決の糸口が見えた矢先に震災による被害だった。

かっては海水浴客で賑わった阿字ヶ浦も年々に客足は減っているとも聞く。
自慢の海は放射線被害も加わり、今後はどうなるのか。
『放射線による汚染は、まさに風評被害だ…』と安易に言い切るには、私は情報を持たない。
明確なデータも知識も得られない以上、風評である如何は誰も問えない。

そして問えないままに時間だけが経過して、突然に生命の終焉が訪れる事を恐れながら、我慢強く辛抱して、心の中にしまい込み沈黙している。

カインの末裔

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再び、被災した実家の片づけ作業中。

放射線の影響もあり水田も休耕が目立つ。路地栽培の畑も活気は少ない。

雨が降ると、夜中に水を求める蛙たちが虚しく泣き叫ぶ。
そんな中、ようやく水が張られた水田があった。

さっそく鴨がやってきて休んでいる。
蛙の合唱もトーンを増したようだ。

毎年と変わらない田植えの風景。
だが、明らかに環境は一変している。

それは白い闇とも言うべきか。

大地を追われたカインの末裔、それらに纏わる一節が脳裏に浮かぶ。

大洗磯前神社

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実家より足を伸ばして、茨城の景勝地でもある大洗磯前神社へ参拝した。

磯が連なる海岸より立ち上がる急な丘の上に建立されていて、まさに県内有数の社である。
しかし、今回の震災による津波は、この参道下に見える海岸やホテルロビーを波に洗い、避難する人々は息ついて、このそびえる参道の階段を駆け上がったと聞く。
おおよそ海岸近くにある寺社は、過去の災害経験に基づいて陸地高台にあるようだ。沖から参拝可能という必要もあるだろうが、海を見渡せる絶好の立地を選ぶ場所が多い。

この大洗磯前神社は先年まで薪能が主催されてきた。
夜半、海岸の風や海にかかる月など静かな薪能として趣深い公演であった。不況や震災で今後の予定など白紙状態と伝えられたが、是非復活して欲しいと願う。

付近の大型ホテルや水族館、料亭旅館、北海道釧路とを連絡する港なども、震災以降は活気が失せている。人々の表情に元気がなく、被災地の様相が伺える。

海が本当に復活するまで辛抱とは言え、その長い道のりは険しい。