突然に夕立って…
突然の夕立。雨に打たれベランダが安っぽい音をあげる。
蒸し暑くて堪らずに、まずは出掛ける前にお風呂をした。ついでに髭も剃る。
髭は面倒だな。ほとんど意味もないし…。
鏡を見ながら、ある逸話を思い出した。
戦前の首相に東条英機という、あまりに熟知された人物がいる。東条には自慢の髭があった。
毎日、風呂で整えていたらしい。で、彼は鏡を使わないという話が残っている。
『自分の顔なんだから、自分が一番よく分かっている。鏡は不要だよ…』それが理由。
同じ時代の人物に山本五十六がいる。これも、今さら説明はいらないだろう。
開戦前夜、海軍の駐米将校が米軍の情報を収集し提出したが、山本は一瞥して『ギャンブラーが相手の手の内を知って博打を打つわけぢゃないよ…』と、首脳部は情報収集に積極的ではなかった…という。
何か思い込みだけが強いリーダーや指導者に指揮されて開始されたのが、あの戦争であった…と言えば齟齬がある。
しかし、道は乾いているから雨は降らないよ…と言いながら山に入る無謀な登山にも見える。
いつに夕立は止むのかな。この雨ぢゃ、出掛けらんないや。まだ時間あるし…寝るかな。あるいは一杯やる?
白目剥いて、あっかんベー!
白目変顔を迫真の演技で振り切る竹内美宥…ちょっと見直した。
相変わらずの低め五割を越えない投票率。
憲法に定められて国民主権が守られている社会制度の国なのに、国民の意識は甘えているのか、鈍感なのか。
あるいは…バカなのか。
どこの政党が勝利したという事より、どれだけの有権者が関心を持った選挙であるのか、そこが問題。
かの『総選挙』で、危機的状況に陥り、坊主頭の推しメンに投票した私ではあるが…(ライトにヲタ道を楽しめるんだよね)…開票結果に納得ゆかず、ファンを止めると公言する某漫画家も、。
まさか『総選挙』に資金を投入して、都議選を棄権した有権者もいるんだろうか。
いや、違うな。それは、ない。
投票という行為を楽しめる人は、有権者としても意識はあるはずだ。
と…まぁ、こんな事を書いても、意味が判らない人も大勢だ。
『政治を楽しむ』と言えば、問題の核心をはぐらかしたみたいで好ましくないけど、この人物が何故に、この政党から立候補するんだろう…くらいの興味は持ったほうが良いと思うんだな。
その背景に賛同できるのか、同意できないのか。その辺りを考察するのは大切だ。
さて、今になって急に、平嶋夏海にも一票入れたかった。二票あれば順位は一つあがったんだな。
どうやら…面倒でダメな女が好きなようだ。
ぁあ…経験から学んでいないな。
能を稽古して見えた世界。
今さらなんだけど、三年前に多くの方々の支えがあって能『羽衣』を舞う機会を得た。
初めての能、充分に稽古を積めたとは言えないけど、何とか幕から出て幕へ帰って来れた。
幕内の楽屋で支度をする。次第に装束を身に纏い鬘を作り付けてゆく。特に、鬘を背中で、ギュッ…と結んだ時に『もう逃げられん…』と感じた。苦しいとか、お腹痛いとか、稽古不足は恥ずかしい…など一切言い訳無用。
そして小面をかけて、幕が上がり橋掛へでる。
能面を付けた瞬間、日常的な動き、無駄な動きなど全てが否定させる。役者による小芝居やアドリブは排除された舞台…それが能だ。
演技をしながら、何か思い付く余裕はない。もし、出来るとすれば天才か、能が理解出来ていないかだ。
ゆえに…舞台役者や歌手、アイドル等、今の自分に行き詰まりを感じている舞台人に、能楽の稽古を私は勧めたい。
全く経験率が使えない世界。その場に立った瞬間、寂光の地平が開けてくると私は確信する。
写メは、数年振りに対面した私が使わせて頂いた小面。
素人の能でも、通常は面を前に黙想する時間があるんだけど、私の場合、数分の時間もなく着替えるように面を付けたんだよね。
だから、よく面をみていない。…自分で選んだけどさ…。
君…こんな顔していたんだね。
これが本当の推し面…だよね。


