能を稽古して見えた世界。 | HOODのブログ

能を稽古して見えた世界。

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今さらなんだけど、三年前に多くの方々の支えがあって能『羽衣』を舞う機会を得た。

初めての能、充分に稽古を積めたとは言えないけど、何とか幕から出て幕へ帰って来れた。

幕内の楽屋で支度をする。次第に装束を身に纏い鬘を作り付けてゆく。特に、鬘を背中で、ギュッ…と結んだ時に『もう逃げられん…』と感じた。苦しいとか、お腹痛いとか、稽古不足は恥ずかしい…など一切言い訳無用。

そして小面をかけて、幕が上がり橋掛へでる。

能面を付けた瞬間、日常的な動き、無駄な動きなど全てが否定させる。役者による小芝居やアドリブは排除された舞台…それが能だ。
演技をしながら、何か思い付く余裕はない。もし、出来るとすれば天才か、能が理解出来ていないかだ。

ゆえに…舞台役者や歌手、アイドル等、今の自分に行き詰まりを感じている舞台人に、能楽の稽古を私は勧めたい。


全く経験率が使えない世界。その場に立った瞬間、寂光の地平が開けてくると私は確信する。


写メは、数年振りに対面した私が使わせて頂いた小面。

素人の能でも、通常は面を前に黙想する時間があるんだけど、私の場合、数分の時間もなく着替えるように面を付けたんだよね。


だから、よく面をみていない。…自分で選んだけどさ…。

君…こんな顔していたんだね。
これが本当の推し面…だよね。