やってきました週末、金曜。
でも今日は夜間センター。
GW間近、レジャー?
乗り物に長く乗る機会もあるかと思います。
たまに聞かれるので今日は乗り物酔いのお話し。
乗り物酔いは一般的に4~13才が多くて、
特に出やすいのは6~9才、男の子より女の子に出やすい。
何故乗り物酔いをおこすかというと、
人の空間認識は視覚と耳の奥での平衡感覚と深部知覚の
3つの感覚で認識され、立体的な空間での位置を把握します。
この空間認知にズレ(例えば車の中で本を読んでると、
視覚は本ですが、体の動きは動いてる車に併せるのでズレます)
が生じると脳が異常信号を発して、吐き気がしたりします。
では、このズレを抑制するには?
乗り物酔いの増悪因子として、寝不足とか食べ過ぎとか
アルコールとかがあります。
従って、長距離で乗る際は、充分睡眠をとって、
ほどほどに食べとくことが大事。
後は、視覚と体制感覚を一致させるため、
車なら前の座席に座って、ボーッと前を眺めとく。
窓を開けるのも有効です。
船や飛行機なら出来るだけ揺れの少ない中心部に座る。
じゃ、酔ってしまったら?
可能であれば、乗り物を降りて、仰向けて眼を閉じるのが一番。
リラックスが酔いをとめますので、
ゆっくりした呼吸、良いにおいを嗅ぐなども有効です。
お薬もありますが、「酔い止め」となりますので、
酔ってから使ってもあまり効果はありません。
酔わないようにする、「予防薬」となります。
使うお薬はトラベルミンというお薬をよく使います。
ドラッグストアーにも売ってあるので、それでよいと思います。
おもしろい研究があり、
「酔い止め」といって整腸剤を渡した人の半分弱に
効果があったとか、安心感が大事なのかも。
酔いが不安な人は、充分な睡眠をとって、ゴハンほどほど、
酔い止め飲んで、安心感↑での対応をお願いします。
明日から小児科学会参加、休診でご迷惑おかけします。
しっかり勉強してきます。