今年はAが流行しそう | 院長のよもやま話

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1971年生まれの小児科開業医の独り言です。
明日もいいことありますように。

昨日はインフルエンザの勉強会でした。
流行前に開業医でお勉強。
ここ10年、諫早地区を中心にデータを取ってきた
インフルエンザ感染の傾向、対策などについて。

①流行状況
 2007年頃まではA香港主体、それ以降はAソ連主体
 (2009だけは新型インフルエンザ)
 昨年はA型抗体保有率が高く、間を埋める形B型が主体
→簡単にインフルエンザはAが2種類とB。
 3種類が毎年交互に感染を繰り返してます。

②流行期間
 例年1月~2月上旬がピーク
 学級の流行は10日、学校は3週間、地域では1~2ヶ月程度
 急激な流行のない年はダラダラ春休み明けまで流行が続く

③場所
 流行の立ち上がりは小学生~中学生から。
 クラスによる罹患人数にばらつきあり。
 感染が広がっているのは教室内。
 流行はクラス単位で広がる。

④学級閉鎖
 学級の半数程度が感染すると流行は終息
 現状の学級閉鎖では12~13人程度の休みで閉鎖をしている状況。
 恐らく閉鎖しなくても流行には影響しない。
 流行を抑えるのであれば3~4人の欠席の段階での閉鎖が有効。

⑤薬剤
 Aソ連は過去かなり高い割合でタミフル耐性(効かない)を示す株あり
 今のところリレンザ、イナビルに耐性株は認めず。

⑥ワクチン
 年によって有効率に差があり、流行株に影響される。
 が、確立された予防法はワクチンのみ。
 ワクチンは特にA型に強い効果あり、
 12月までに2回接種を済ませるのが理想。

まだいろいろありましたが、概ねこんな感じでした。