これの続きです→



むちゃくちゃ濃い。

重い話たけど、ためになる話。

ASDについて、専門家は有名な本田秀夫氏です。本田氏自身もASDの診断?傾向?があるようです。



ASDについて 



・定義「臨機応変な対人関係が苦手、自分の関心、やり方、ペースの維持を最優先にさせたいという本能的志向が強いこと」これ、すごく分かりやすい一文だなぁと思った。

・最近は対人関係よりこだわりがメイン。対人関係はわりと改善するが、こだわりは残る。

・対人関係を学習で補い擬態化している人も多いが、ものすごく疲れやすい。

・最も大きな困りごとは「感情」(こだわりやコミュ障が直接的に困っていることは少ない)これまでの環境や体験で、二次的に感情が不安定になり、本人、周囲が問題視する。

・感情的な周囲の振る舞い→不安定になった本人→繰り返し→困りごと。

・感情を乗せず、淡々と指摘されると言葉が入ってきやすい。

・5歳までにASDの診断がつく子は2.75%、9歳までで5%、診断される人は学齢期以降も増える。他の統計と整合してないような。

・知的障がいがなしASDは、知的障がいありより圧倒的に多い

・療育は、施設や職員の数などの条件がそろえば認める方針で、質の保証が課題(怪しいところもある。〇〇メソッドはNG。個人に合わせるべき療育が、予め方法を決め込み、子供に押し付けるではいけない。)

・療育は子どもの興味や発達段階に合わせて、教育するもの

・親が見れることが大切。子どもの発達段階を療育で知り、「自分の目盛り合わせをする」必要がある。

・子供が学べるのは楽しいことをしている時だけ。だから、いかに楽しい生活環境を整えるかが大切

・発達が遅い子に、遅いから早く教えなきゃと焦ることは禁物。本人に合わせて、教育ペースを落とさなければいけない。そうすれば、パニックは起こさない。

・対人スキルを教えるのは思春期くらい。周りが見え、自分の苦手が分かる時がモチベーションが上がり、タイミングになる。ソーシャルスキルプログラムに参加するのもあり。無理矢理はNG。

・家の手伝いもいい。

・ASDとadhd、重なることで、薄まったように見える。こだわる+注意散漫=普通の人?みたいな。けど実際は薄まってない。こだわりたいのに集中できずイライラする人が出来上がる。

・ASD、adhdのどっちかの症状に寄った方が楽。ASD寄りの方が楽。こだわり、集中でき、達成感が得られるから。息子氏はたぶんASD寄りだ。やたー

・adhdの不注意症状が発達障害全体で見ても結構キツイ。

・「今」の概念が曖昧。「今何か困ってることはありますか?」と問うと今この瞬間と思い「ない」と答える。「ここ一月困ってることはありますか?」だと分かる。ムズ!!

・こういう言葉の認識が曖昧なので、冤罪が生まれやすい。嘘と思われたり、本人と受け取り側の意図が異なることがある。

・思っていることと違う言葉が出てくる。ボキャブラリーの問題か?上記のように言葉の取り間違えによる可能性も。

・過去の出来事を今起こったかのように話すことがある。(タイムスリップ現象)

・ASDはまだ分かってないところも多い。

・日本人は「イエス・ノー」をハッキリ言わない。ノーなら「ノーと発信する側」に責任があるのが海外、日本は「ノーと受け取らなかった側」に責任があり、この空気感がASDだとかなり難解。言葉をそのまま信じすぎるのがASD。

・「共同注意」「意図理解」の概念。これがASDには難しい。

・ASDは方言を話さない。え、息子氏話してるよぉ

・ASDの豊かな心を教えてくれたのは東田直樹氏の著書。会話ができない重度の自閉症だそう。僕がとびはねる理由の人ね。

・ある自閉症の研究者は、目にしたものを言葉を介さずに解釈するらしい。(普通の人は言葉にするよね)だからこそ、言葉にできない知性や感性を凡人は切り捨ててるらしい。深い、深すぎて難しい。



 東田直樹氏著者

 


 本田秀夫氏オススメ著者

 


 本田秀夫氏オススメ著者

 


続く→