僕が歯科治療をして、すぐに悪くなったら、それは僕の責任。
なるべくそうならないように、診断し治療している。
ただ、この基準が正しいかどうかは、自分では分からない。
そのため初診時から口腔内写真、14枚レントゲンを撮影し、歯周病検査などをさせて頂き、口の中の状況を記録している。
九大歯周病科に研修登録医として登録しているので、九大図書館にアクセスし最新の論文も読んでいる。
そして学会等で発表をして評価を受け、より良い医療が提案出来ないか精進を続けている。
ただ歯科以外の分野は、さっぱりなのでプロに任せるようにしている。
しかし、このプロの基準が他分野には見えにくい。
昨年秋の二度の台風襲撃で、クリニックの花壇、庭が被害を受けた。
それまで春に綺麗に咲いていた芝桜が全滅した。
地方では、良い園芸屋さんが、なかなか見つからず難儀した。
春先に、その道では肩書きがある自称プロの方に、それなりの費用をかけてお願いした。
素人目に見ても最初から気になる仕上がり。
ただ言われた通りに水やりをした。
しかし、芝桜は定着せず、雑草が生えてくるばかり。
そして、ほとんど定着しなかった。
その旨を伝えても「場所のせいですかね。」と詫び一つなくプロ意識のかけらもない。
これ以上は付き合えないと諦めた。
すると、いつもお世話になっている
の古田社長から連絡が入り、平戸の職人さんを紹介して頂いた。
年末というのに作業に入って下さると。有り難い。
今朝、初めてお会いした。
開口一番、
「オリーブを調べたんですけど、この寒い時に伐採すると良くないんです。
できれば春先にやりたいんですけど?」と。
伐採してもらう気満々だった僕は予想外のスタートに驚くも、
「プロとして、その方が良いんですよね?」
と聞くと、
「はい。間違いなく。」
と返事を頂き、春まで待つことに。
そして気になっていた芝桜の件を相談すると、ちらほら残っていた前の園芸屋さんの仕事を見て、
「これ安いやつですね。全面に敷き詰めました?」
と聞かれたので、
「いや、ポツポツと。自然と根が張り、来春には綺麗になると説明を受けていたのですが、この有り様です。」
と伝えると、
「きちんとした芝桜を全面に入れると、大丈夫です。綺麗になりますよ。」
と明確に答えてくれた。
「全てお任せします!宜しくお願いします!」
年末に素敵な園芸職人さんと出会えました。
そんな訳でしばらく、少し見栄えが悪い花壇です。
でも来春には蘇るので、来院して下さっている皆様、しばしお待ちください。
本日午後も、皆様と共に素敵な時間です。