一昨日の夕方から昨日一日、九州大学の大学院生のF先生が見学に来られました。
車の運転をされないとの事で、JRー西肥バスー生月バスと福岡から乗り継ぎ、約5時間もかけてです
西九州道が伸びて、車だと2時間半前後で往来できるようになっているので、公共の移動は、本当に不便な場所だと改めて再認識しました。
大学、研究から十年以上遠ざかっているので、様々な話が聞けて、僕自身がとても楽しい時間を過ごせました。
僕自身、グローバル化を目指すには、もっと英語文献を読まねばと決意しました
若い先生から刺激していただき、ありがたいです
土曜日は日によっては、一日、自費予防会員の皆さんで、僕の臨床がほとんどない時もあるのですが、昨日は幸い治療が入っていました。
pico MORA(マイクロスコープ)を使った治療もあり、F先生は一番興味を持ったようです。
見えなかったモノを
見ながら治療する
僕が、とても面白いと思っているので、F先生も一緒なんだと思いました。
普通、マイクロスコープは、日常の臨床には、あまり有意義ではなく、拡大鏡の方が敏捷性があると思われています。
ところが、秋山先生のThe Micro Endoscopic Techniqueを使うと、その考えは一変します
秋山先生が主催する初心者顕微鏡コースの2日間に参加すると、まずpico MORA(マイクロスコープ)が、リアカーからF1マシーンに変わります
丸2日間、歯を見ずに、pico MORAを覗きなら、上顎ミラーテクニック、下顎ミラーテクニック、The Micro Endoscopic Techniqueと順番に、ひたすら文字を書いたり、迷路を書いたりします。
1日目は、生月島から山梨まで、わざわざやってきたのに、何でこんな事をしなきゃいけないんだろう?なんて正直思っていました。分刻みでスケジュールが進み、テレビで時々放映されている熱血塾の授業を受けている感じです。
これが面白い事に2日目に入ると、最初、あれだけ何も書けなかったのに、凄く書けるようになるのです
そして、クリニックに戻り、pico MORAを触ると、あれ不思議
たった二日間で、びっくりするぐらい身近になりました
pico MORAがF1マシーンに進化したものの、ドライーバである僕は、まだF3000にも乗れないレベル。
そこで次のステップにポジショニングコースがあります。
この2日間コースは、秋山先生のクリニックで、受講生がペアを組み、お互いに口腔内を実際に診ていきます。
The Micro Endoscopic Techniqueの基礎を徹底的に練習します。
初日は夜遅くまで続きました。そして2日目になると、やはり、これまたビックリするくらいに位置付けが早くなりました。
そして、クリニックに戻り、pico MORAに触れると、あれ不思議
位置付けが、超簡単に
この時、数十万もかけて付けた某オプションが不要になりました...
そして、
たった4日間のコース
に参加しただけで、pico MORAを使ったマイクロスコープの臨床がこんなにも身近になるんだと僕は実感できました。
もちろん、たった4日間で全て出来るようになる訳ではなく、日々の練習が必要です。
僕自身、まだ全て使いこなせている訳ではなく、昨日もF先生にも見せましたが、現在は、拡大鏡と併用する治療もあります。
しかし、もっと練習する事によって、秋山先生らが実践できている、pico MORAだけでの臨床が出来るようになるかもと僕は考えています。
これからマイクロスコープを導入したいと思われる先生で、秋山先生のThe Micro Endoscopic Techniqueを用い、全ての臨床に使いたいと思われる場合は、
・pico MORA(必須)
・5センチアダプター(必須)
・録画機器
・モニター
が推奨です。特にpico MORA+5センチアダプターがなかったら、The Micro Endoscopic Techniqueはできません。
いろいろ僕が書いても、百聞は一見に如かず。
秋山先生が、GCにて講演されます。
10月 4日 仙台
11月29日 福岡
です。
ご興味がある先生は、お早めに申し込みされると良いです。
先日の東京講演は、あっという間にFULLになったようですから。
参加されると、歯科臨床の世界が変わるかもです。
本日も皆様と共に、良い一日でありますように