九州新幹線の値下げをどう思いますか? | 田中信裕ゼミナール

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福岡県 東区 九州産業大学 

経営学部 産業経営学科 国際経営学科

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こんばんは、ゼミ4の増戸です。

日頃より大好きなテーマである。「鉄道」がテーマになりますが、ちょっぴりわかりやすく解説しながら、この問題を考えてみたいと思います。

「九州新幹線の値下げ」というニュースです。
これは、先日8月18日(木)に朝日新聞 にあったことですが、3月12日に(福岡)博多~(熊本)新八代間の開通に伴い、九州新幹線の全線開通後に伴う。
新幹線効果にどれだけ効果があったのか?を検証しているそうです。

しかし、JR九州の調べによると博多駅より新大牟田駅までの間の駅の利用者がJR九州の想定していた数よりも下回ったとのことで、その区間の利用者に対する利用を促すために価格を見直すとのことで、全国的にニュースになりました。

開業後、わずか5か月で新幹線の値下げを行わなければいけないことになったこととして…。

①在来線の価格
②駅の立地

の2点が必ず、焦点になっています。
①ですが、九州新幹線の走行するところには競合する輸送体が様々あります。

(1)西鉄天神大牟田線(福岡天神~大牟田)の特急列車
(2)JR鹿児島本線(博多~大牟田・荒尾)の快速列車

の列車があり
西鉄の特急列車は、福岡天神~大牟田間の運賃は1,000円です。
JRの快速列車は、1,250円です。

さて…この間の新幹線の運賃はというと。
博多~新大牟田間は、3,450円で内訳は(乗車券:1,250円+特急券2,390円)と2倍の運賃になっています。

しかし、特急運賃を下げてしまうのは今度は乗降が上がっても本数が少ないというジレンマが出てきてしまう恐れがあります。

また、ライバルに身内(JR九州)の在来線が絡んできてしまっている実情に、棲み分けができていないのも問題だと一部のネットラジオ では放送されてもいます。

②駅の立地という点です。
九州新幹線に多いことですが、並行している在来線との接続がかけ離れている駅が3つあります。

・新鳥栖駅
・新大牟田駅
・新玉名駅

新鳥栖駅に関しては、長崎線という路線に併設して作られた駅ですが、しかし鳥栖駅より離れています。
つまり、これまでの中心市街地と言われていたJRの在来線の駅を中心とした街が新幹線の開業に伴い、溶け込めていなく、かけ離れているというところにあります。

つまり、気軽に新幹線に乗るのではなく。
感覚的には、「新幹線」という特別な列車に乗る為の駅のように映っているように思えます。

ちょっとさびしいですが、時間を重ねていくにつれて新幹線も当たり前のように思えていくと思いますが、時間が掛かる見込みでしょう!

一個人のユーザーとしては、批判的な立場でなく。
ダイヤなども柔軟に組み込むことで、早い列車と地域重視の各駅停車の列車を早期に作り、またICカードを組み込んで2枚きっぷなどもICカードに記録して、読み書きなどをできるようなアイディアがあれば、もっと身近に…もっと近くになると思うばかりです。

ではでは。








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増戸 隆太