邁歩如猫行 | 萩天の空

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 先日(2023年03月27日)万代池公園の広場は、前日に

 

降った雨で土が湿った状態になっていました。 今年に入ってか

 

ら套路を打つ際に、気を付けている猫脚の出来具合を試すのに、

 

丁度良い状態が整った感じがして桜の花が咲き出している中、足

 

元を気にしながら伝統呉式太極拳85式を二本通しました。

 

 

 

 今までの私であれば、定式では足首を緩める事が出来ていまし

 

たが、定式と定式の間のつなぎの部分では、足首を固めてしまっ

 

ていることがありました。 特に轉身の時などは、足首を固めて

 

かかとを使って身体を回転させていました。 雨の後の土の上で

 

は、かかとで廻った所がガバッと彫り込んでしまい、套路を打ち

 

終わった後は土がボコボコになった無惨な状態になっていまし

 

た。 そして靴の底周りには泥土がびっしりと付いています。

 

 

 

 そんな時でも、xichさんの足元はつるっとしていて、まるで壁

 

土を塗った跡のようになっています。

 

 

 

 一本目が終わり、自分の動いた所を確認しました。 壁土まで

 

は行きませんが、彫り込んだ跡もなく凸凹もあまりありません。 

 

よしよしと少し安心しました。

 

 

 

 二本目も終わりました。 一本目と変わることなく終わること

 

が出来ました。 全行程で足首を緩める事に腐心して、足の虚実

 

をハッキリと分けることにも気をつけました。 

 

 

 

 大成功とまでは行っていませんが、一応成功したことにしまし

 

た。

 

 

 

 翌日の北深井の道場で、xichさんに報告しました。 xichさん

 

は笑って聞いてくれました。

 

 

 

 タイトルの邁歩如猫行は武禹襄老師による太極拳論要解の一文

 

です。 「歩の運びは猫が行くが如し」と訳されています。 因

 

みに続く一文は運勁如抽絲で「勁の運びは糸を引くが如し」とな

 

ります。 訳は銭育才老師の本「太極拳理論の要諦」から拝借し

 

ました。

 

 

 

 壁土を塗った跡のように成るように、これからも練功を重ねて

 

いきたいと思っています。