『歩ける』から『歩けない』へ | GO!保護犬GO~知る・見る・伝える→殺処分ゼロへ~

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静岡県御殿場市の個人ボランティア 
山の中で5年間、狭いケージで生かされてきた小山町多頭現場出身の犬の幸せさがし。
フィラリアでもシニアでも雑種でも、幸せにしたいと頑張ってます

この2日間で

デコちゃんにとって

大きな変化がありました



左後足が内側に入ってしまい

重心が保てず

立っていられなくなりました



寝かす時に

そちらの足を内側にいれていたので

クセがついてしまったのかも

しれません



それと同時に

首が下へ下へと曲がって

かたくなり

まっすぐに伸ばすことも難しくなりました



暑いから室内で寝かせておこうと

良かれと思ってたのに

デコちゃんの外を歩きたい願望を

かなわないモノにしてしまいました



それでも気丈に振る舞う子なので



今朝は3時半、4時と

トットンに起こされ世話をしましたが



GO!がまた床に戻ると

モゾモゾ動き出すので



すぐにまたデコちゃんの元へ行き

抱えて外に出しました



全く立てませんので

体をGO!の足に寄りかからせ

内側に、前に前に行ってしまう

後ろ足を手で押さえて固定し



でんぐり返ししそうなほど

地面におでこをつけてしまう体勢を

逆の腕で支えました



頭が重すぎて前足が踏ん張れないので

足はどんどん開いてしまいます



だから頭と首を持ち上げるよう

押さえるのだけど

首が左へ左へと曲がろうとして

かなりの力が必要です



デコちゃんはそれでも

以前のように歩きたくて

前に進もうとするけれど



体は左に傾いているし

頭は左に曲り

おでこが地面に付きそうで



結局GO!の足を軸に

少しだけ回転できるくらい



それでも本人は



歩きたい!

歩きたい!



痛いほど気持ちが伝わってきました



でも現実は

後ろ足がもっと外側にいかない限り

立てないんです




朝の4時

まだ暗いんですよね



『もう立てないんだよ、デコちゃん』



『デコちゃん、歩けないって

観念するときが来たんだ』



ずっと当たり前にできていたことが

ある時を堺にできなくなる



どれほど辛いことでしょう



歩く、なんて一にもだけど

犬にとって生きることそのものが

不可抗力で奪われる日



それを思い知らされ

失望する日



なんだか辛すぎて

朝っぱらから涙が出てしまいました




すると



デコちゃん

その場で少し腰を下げ

しっかりチッチをしたのです



室内で何度もチッチをさせようと

昨夜から下腹部を押して

出せ出せ

とやっていたのに

しっかり我慢していて



いまなら、

と外でチッチをした



なんというプライドでしょうか!





奥にいるのがデコちゃん



起きるとグルグルと歩きたいトットンと

里帰りしていたシリウス君

奥の黒いのは松江城ちゃん



写真は一昨日のもの



いろんな犬介護グッズがあっても

体が湾曲していたり

左右対称でない犬に

なかなか合うものがありません



大型犬サイズのデコちゃんにとって

難しいのが現状




もう歩けない



デコちゃんにできることは

なんだろう




7月23日八の坊さん

デコちゃんに会いに来てください!