早くよくなってね、ダンボ 2 | GO!保護犬GO~知る・見る・伝える→殺処分ゼロへ~

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静岡県御殿場市の個人ボランティア 
山の中で5年間、狭いケージで生かされてきた小山町多頭現場出身の犬の幸せさがし、問題を終息させ無事に終わりました

フィラリアでもシニアでも雑種でも、幸せにしたいと頑張ってます



粘度のある血液がポタポタとたれるようになり、あわてて病院にかけこんだ11月3日。
その日から、薬の影響からか食慾がなくなり、嘔吐、下痢がはじまりました。

血が止まる見込みの3-4日間をすぎても出血は止まらず、
元気も食欲もないのに、いつものようにお散歩にいきたがります。
8日夕方、ちょっとお散歩してから病院に向かいました。


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車の中でおりこうしているダンボ



以前も、傷で何度か診察を受けている先生ですので状況はすぐわかってくれました。
朝2時間ほどつけていたパッドを持っていくと、
『これは傷とは思えない出血量ですね。』
触診や簡単な検査をしましたが、
原因がわからないため血液検査することになりました。

採血は、針を射してもなかなか血が採れず
結局4人がかりで3箇所も射し、
『体の血がなくなってしまった?』と思うほど時間がかかりました。

顔を押さえてながら、しっぽを丸めて耐えているダンボを見ると涙が出そうでした。
血は垂れ続けていました。 


自宅に戻ると、ダンボがおかしくなりました。
いつもは室内でトイレをしないのに、小夏のケージと大型犬のケージにおしっこをしました。
赤ちゃん用の紙オムツで手作りしたパッドをつけており、かかることはありませんでしたが、外すと大量の血尿でした。 

すぐパッドを交換しましたが、直後にまるで錯乱状態になりました。

床に座って作業する私の腕を必死で抱え込み、マウントをします。
離しても離しても、何度も何度も。

そこにちょうど帰ってきた何も知らない家族はそれをみて大笑いし、私は泣きました。 
「ダンボがおかしくなっちゃった。」

離されても離されても、腕にしがみついてきます。
「いいよ、ダンボ。 いいよ。」 
そのまま、腰をふるダンボを撫でていました。
正常ではない子に、どう対処すれば良いのかわからなかったのです。 

複数の犬がいると大変だけど、こんな時でも面白いことが起こります。

さっそく小夏さまがご登場。
小夏は、犬同士のマウント(や悪ふざけを見るの)が大嫌いなのです 
ワウワウと怒ってダンボを止めにはいりました。
「なっちゃん、だめよ。」
小夏はどんな状況でも、人が注意するとすぐ冷静になりそれ以上発展しません。 
すぐにスタスタとハウスに戻っていきました。

次にダンボを大好きなMダックスのライが、マウント中のダンボにマウントをはじめました。
ライはいつもダンボの下に回りこみ、マウントさせてニコニコしている子です。
今はごめんね、とハウスへ。

すると今度は自分だけ相手にされないクロスケがやってきて、脇の下に鼻をグリグリ。 
「ごめんね。 今ダンボが大変だからね。」
撫でてあげると、そそくさとソファに戻っていきました。

ダンボから離れると、しばらくダンボは興奮気味に私を追いかけながら
ゼェゼェハァハァしていました。
念のためパッドをかえると、さっき変えたばかりなのにすごい血の量。
『とにかく体力をつけさせよう。』

食慾のないダンボに薬を飲ませるために缶詰を与えています。
じきに薬がきいたのか、眠ってしまいました。

私は、ちょっとソファに腰掛けたらそのまま眠ってしまい、 
夜中には、いつもの穏やかなダンボに戻っていました。

9日朝、いまだに出血しています。


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ダンボに食べさせていた缶詰は、8月の譲渡会でS様からのご支援のもので、
昨日で全部終わってしまいました。
S様、本当に助かりました。 

他にも猫乳飲み子が瀕死の状態で頑張っています
(5頭のうち、1頭が虹の橋を渡ってしまいました)。
 

下記物資ご支援ください。

保護動物のため(主にダンボ・ライ・猫)、
 ・犬猫用ミルク
 ・犬猫用ウェットフード
 ・猫用プレミアムフード
 ・薬

OYAMAっ子環境改善のため、 
 ・お風呂の洗い場に敷く保温マット
 ・ヒヅメ
 ・犬用おやつ
 ・コンクリートブロック

猫用の物資はANIMAL 3RD EYES さんにお届けします。
どうか、ご協力をお願いいたします。