紅葉の時期ですなぁ・・・

群馬の伊香保の石段の頂上には、あざやかな紅葉が広がっていた。

それはまさに、海の赤いヒトデが無数にあり、そう思うと気持ち悪かった・・。

それを強調するかのようにライトアップしており、真っ暗な夜に月と紅葉が

ひときわ目立ち、俺もまた紅葉の近くで、もの静かにタバコをふかしていた。

妖怪がすんでそうな山奥・・・。だれか死んでそうな樹海・・・。

後ろからリングの貞子並の奴が追いかけてくる錯覚になり、

俺は怖くなり、その場から旅館までダシュした・・。





本日、栃木にある有名な神社にお参りに言ってきた。

特別何かにすがりたいというわけではないのだが、自分の人生思ったようにいっていないのは確か・・・。

早々にお参りを済ませ、俺は他の人が書いた絵馬を読んでいた。

ある一枚の絵馬に目がとまった・・。それには「願いがかなうように・・。」・・・・と書いてあり、

俺は久しぶりに笑いのツボを指圧された。

「願いがかなうようにって、・・・・・はっははははっ・・

・・・・それを書けよ・・。」

と思いつつ・・・、その後大吉のおみくじを引き当てる俺であった。

笑うかどには福きたる・・・みたいな・・。


1996年ドイツから帰国した俺は八王子の部屋を借り日本の大学に通っていた。

僕の大学は京王線の多摩センター駅でおり、日本の中でも屈指な法学部が有名な大学・・・・、から見える大学に通っていた。

大学は坂の頂上にあり、坂を徒歩で上り、学校につくころはカウンターをもらったボクサー並の足元になっていた。

窮屈なドイツのキャンパスにくらべると、開放感があり、上を見上げると視界一面に桜の花が広がり、友人と2人で学内のベンチに腰をおろし、販売機で買ったお茶を片手に・・・、

「桜がきれいやねぇ~~おじいさん・・。わしら今年単位とらにゃ、やばいのう・・。」

と馬鹿な会話をしていた。

その桜の木の下が俺達のかわらない待ち合わせ場所になった。

そのとき、俺は22歳の・・春だった。




あ~~今日もカレーだ・・・

最近・・昼は毎日カレーを食べている。

今日で4日目・・・。ご飯の上にレトルトカレーをかけるだけ、

経済的でもあり、手間がかからない。

インドの人も、毎日食べていると思うと・・

ヒンズーの教えにはカレーにあり。 と思うと、カレーを食べながら目を閉じるとガンジス川がみえてくる・・・・・・・わけがなく・・。

ただ単に空腹にカレーを腹にたたき込む俺である。


1996年3月 ドイツ滞在も一年がすぎようとしており、日本帰国をまじかに控えていた。俺は俺でこの一年間の出来事が、素敵な思い出となり、頭の中で映像化されていた。しかし・・本音は・・もういいかげん日本に帰りてぇ~~と。

近隣にあった日本人が経営している日本寿司屋、オーナーがめちゃくちゃ良い人で、いろいろ世話になった・・が料金は高かった・・・・・。今思うと、ぼったくり寿司屋のような・・。

いつも駅にいるホームレスのおっさん・・俺らをみかけると必ずカンフーのものまねをする・・いいかげん気づけよ、俺はチャイニーズじゃなくて日本人だ・・つぅの・・。

いつもお世話になっている、よくいく風俗店のお姉さんっていうより、お母さん・・、いいかげんワキ毛剃れよ、ワキガ気づけよ・・と。

いろんな思いが、こみ上げてくる。

それでも俺は日本、日本、日本、日本・・・日本に帰りてぇ~~日本帰国万歳~みたいな。

前夜、荷物の整理に追われつつ、躍起なっていた俺に不幸が襲った・・・。

パパパスポートがない~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~~~~~~~~~。

俺は過去、受験した大学に全落ちした時のように焦った。

ないないないない~~~~~~。

俺は石にしがみついても、明日帰る・・という強い意志とともに探した。

探しても、探しても、ない~~~。

その後、寮内、俺のパスポート紛失で大騒ぎになり。

自分もまた落ち着こうとタバコを吸いだした時、ポケットからタバコとともに赤い手帳らしきものが落ちた。

あ~~~~~~~~~~~~~~。

ここまで騒いだあげく、自分が持ってましたと言えず、友人達とすでにある俺のパスポートを探した・・。それで数分後トイレで発見。(した事に・・)

ありがとう・・・みんなありがとう。

俺のために探してくれて・・・

そして・・フランクフルト経由の成田行の飛行機に乗った・・。