【センコーグループ】ガソリン代高騰でもなぜ強い? | グデーリアンの投資ブログ

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トレードではなく資産運用の観点での投資ブログ。
銘柄選びや運用成績だけでなく投資に対する考え方や自分の失敗、成功談なども踏まえてお話しできればいいなと思っています。

 

 

 

 

 

今期の決算シーズン、持ち株では昨日発表分でラストでした。

 

最後は、一日ブログアップが一日遅れてしまいましたが、陸運のセンコーグループです。

 

物流会社といえば「ガソリン代や軽油代の高騰が直撃して苦しいのでは?」と思われがちですが、蓋を開けてみれば事前の懸念を覆す素晴らしい伸びを見せています。


決算発表後に株価も力強く反発しており、市場の評価もポジティブです。

 

 

 

 

 

① 数字で見る決算:文句なしの「大幅増益」

2026年8月12日に発表された2027年3月期・第1四半期(4〜6月期)の連結決算の主な数字です

  • 営業収益(売上高):2,487億円(前年同期比 14.4%増
  • 営業利益:106億円(前年同期比 22.9%増
  • 経常利益:102億円(前年同期比 18.3%増
  • 四半期純利益:64億円(前年同期比 28.0%増

「まずまず」どころか、第一四半期としては市場予想(QUICKコンセンサス等)を上振れて着地する非常に強い内容でした。

通期に対しては経常利益は26.1%、純利益は27.4%ですが、上期計画に対する進捗率では経常63.2%、純利益62.3%と、過去5年平均(54.6%)を大きく超えています。

 

 

 

 

 

② なぜガソリン代(燃料費)が上がっても平気なのか?

物流企業にとって燃料費の高騰は最大の懸念材料ですが、センコーが「割といい」状態を保てている理由は主に2つあります。

  • 徹底した「価格転嫁(料金改定)」の成功
    • 2024年問題やインフレを背景に、顧客に対して適正な運賃への値上げ交渉(料金改定)が極めてスムーズに進んでいるようです。この価格転嫁だけで、物流事業の営業利益を21億円押し上げる効果がありました。燃料費のコスト増を完全に相殺しています。
 
  • 省エネ(エコドライブ)や運行効率化のインフラ
    • デジタコ(デジタル式運行記録計)を活用した自動車管理システムにより、無駄な燃料消費を極限まで抑える仕組みがグループ全体で定着しています。

 

 

 

 

 

③ もう一つの勝因:M&A戦略の「丸運」が即戦力に

今回の決算を大きく牽引したもう一つの武器が、積極的なM&Aです。
今年3月にグループ化した同業の株式会社丸運が早くも収益に大きく貢献し、物流事業の売上・利益を大きく押し上げました。 

 

さらに、10月にはマルハニチロ系の低温物流子会社である「Umiosロジ」の連結化も控えており、通期では悲願の売上高1兆円の大台突破(1兆200億円予想)を計画しています。

 

 

 

 

 

④ 決算後の株価はどうなった?

決算発表の翌日(8月13日)、株価は一時117円高の2,378.5円まで急反発しました。

  • 大手証券会社(モルガン・スタンレーMUFG証券など)も12日、評価を「強気」に据え置き、目標株価をこれまでの2,090円から2,310円へと引き上げています
  • 「インフレ局面でもしっかりと価格転嫁して利益を出せる割安株」 として見直し買いが入った形です。

 

 

 

 

 

今期で『24期連続増収、18期連続増益、16期連続過去最高益』という驚異的な見通しを立てている当社なので、市場がAI半導体に気を撮られている今、内需系の陸運で好業績という所に資金を入れておくのは、いい立ち回りになりそうな気はします。
 
インカムについても、連続増配こそ4期ではあるものの、実質的な累進配当銘柄でもあるので(14年連続非減配)長期でも割と持ちやすい銘柄かと思います。