【東京海上】メガ損保他二社は今期減益予想の中、東京海上は?1Qの3%増益で期待に届くか | グデーリアンの投資ブログ

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銘柄選びや運用成績だけでなく投資に対する考え方や自分の失敗、成功談なども踏まえてお話しできればいいなと思っています。

 

 

 

 

 

本日、メガ損保の王者である東京海上ホールディングス(8766)が第1四半期(4〜6月期)決算を発表しました。

 

以前は決算シーズンのトリを務める感じでメガ損保3社が同日に発表とか多かった気がするのですが、今期は東京海上が一足早く、残り二社は二日後の発表です。

 

ゆえに先行する東京海上の決算で、残り2社にも思惑が広がりそうです。

 

 

 

 

 

増益予想の東京海上 vs 減益予想の他二社

まず、メガ損保3社の今期の通期計画(スタートライン)をおさらいしましょう。

  • MS&AD・SOMPO HD:今期は「減益予想」(発射台・ハードルが低い)
  • 東京海上HD:今期は前期比56%増の「大幅増益予想」(発射台・ハードルが高い)

ライバル2社は最初から「減益」を公表しているため、市場の期待値は低めです。

一方で、東京海上は強気な増益計画を掲げているため、投資家からの「良くて当たり前」という期待値が非常に高い状態にありました。

 

 

 

 

 

そんな中、本日発表された東京海上の1Q実績は【純利益3.3%増(2,643億円)】
3%程度の増益だと、期待値が高かっただけに失望売り?と思うかもしれませんが、通期計画に対する進捗率は31.8%と、目安(25%)を超えて順調そのものでもあります。

 

高い期待値に対して、しっかり「及第点」の数字を出したとも言えて、どちらに動くかは難しい所。

PTSでは18時現在で若干売り目線です。

 

期待値が高いという事は、及第点以上の物を求められているという事なので、もしそうなら売り目線、という事なのかもしれませんが、大きく下げているわけではないので、地合い次第かもしれません。

 

どっちつかず(;'∀')

 

 

 

 

 

【ファンダ比較】割高に見える東京海上、その中身が強い理由

 

「とはいえ、東京海上は他2社に比べてPER15倍、PBR1.6倍と割高に見えるから売られるのでは?」

 

という疑問が浮かぶかもしれません。

ここで他社との比較をしてみます。

 

  • 予想PER
    • 東京海上HD:約 15.5 倍(3社の中で最も高い=期待値が高い)
    • MS&AD:約 10.5 倍
    • SOMPO HD:約 11.5 倍
    • 東京海上はライバルに比べて、株価に「プレミアム(上乗せ評価)」がついている状態で、言い換えれば割高です。

 

 

 

 

 

  • 実績PBR
    • 東京海上HD:約 1.6 倍(1倍を大きく超えて評価されている)
    • MS&AD:約 1.0 倍(解散価値の1倍ギリギリ)
    • SOMPO HD:約 1.1 倍
    • PBRで見ても、東京海上だけが頭一つ抜けて高く評価されていて、こちらも言い換えれば割高。
 
  • 予想ROE
    • 東京海上HD:約 13.0 %(日本株の平均8%を大きく超える高水準)
    • MS&AD:約 8.5 %
    • SOMPO HD:約 9.5 %
    • ここがポイント。東京海上のPBRが高いのは、この「稼ぐ効率(ROE)」が突出して高いという裏付けと言えそうです。

 

 

 

 

 

  • リスク分散の要「海外利益の比率」
    • 東京海上HD:約 45 〜 50 %(全体の利益の約半分を海外で稼ぐ)
    • MS&AD:約 20 〜 25 %
    • SOMPO HD:約 15 〜 20 %
    • 他2社が国内の保険(台風などの災害リスク)に依存しているのに対し、東京海上は圧倒的にグローバル分散が効いていることが分かります。

つまり、日本国内のリスクに依存せず、グローバルに分散が効いているため、「業績がブレにくく、安定して成長しやすい」という絶対的な強みを持っています。

この安定性があるからこそ、PER・PBRの割高感(プレミアム)が許容されている、と考えると東京海上だけが割高なところまで買われている説明にはなりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

【結論】東京海上の明日の値動き予測

このロジックから導き出される、明日の株価予測です。

  • 結論:一時的な売りが出ても、下値はきわめて堅い(横ばい〜ジワリ上昇)
    市場の期待値が高かった分、「3%増益、コンセンサスをわずかに未達」という表面的な数字だけを見て、朝一は短期筋の「材料出尽くし売り」が先行すると思っておいていいかもしれません。
 
  • しかし、本質は「買い」
    他2社とは異なる「海外分散の効いた安定した利益構造」と「31.8%の順調な進捗」、そしてすでに発表されている2,000億円の自社株買いという3つの後ろ盾があります。他社のような大暴落が起きるリスクは低いようには思います。なので、逆にもし大きく下がることがあるようなら、下がったところは長期投資家の絶好の押し目買いポイントになりそうです。