増配率を考慮して10年後に配当10%になる銘柄探し(答え合わせ編②) | グデーリアンの投資ブログ

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トレードではなく資産運用の観点での投資ブログ。
銘柄選びや運用成績だけでなく投資に対する考え方や自分の失敗、成功談なども踏まえてお話しできればいいなと思っています。

 

 

 

 

 

昨日決算のあった東京海上と、今回の一連の銘柄探しで実際に買った兼松、それよりちょっと前に紹介していたバルカー。

 

この三つについて、決算で配当がどうなったか?

今日の終値から、将来YOC10%をどのくらいの期間で達成できそうか?

 

答え合わせ編①に続いてまとめてみました

 

今回については、各銘柄追加のシミュレーションをしていて恩株化するまで何年かかるかと、5年目、10年目までで投資資金の何パーセントを回収できているかも調べています。

 

 

 

 

 

 

 

東京海上ホールディングス (8766)

政策株売却の特大貯金を原資に、減速を織り込んでも圧倒的スピードで大台へ
 

・現在の利回り: 3.18%(DPS 245円 / 株価 7,697円)
・YOC10%到達への期待度: ★★★★★
 

【1. 過去の増配ペース:★★★★☆】世界中に保険事業を展開する分散の効いたポートフォリオにより、長期にわたって安定した右肩上がりの増配を実現してきた実績があります。
 

【2. 現在の増配モメンタム:★★★★★】前期実績の211円から今期公式予想245円(前年比16.1%増)へ大きな増配を発表。本日の終値7,697円ベースでも初期利回りは3.18%と高い水準を維持しており、極めて強いモメンタムを保っています。
 

【3. 将来の増配シナリオ:★★★★★】想定年間増配率:11.5%(ここから大幅減速へ)政策保有株の完全解消という特大の一過性ブーストがなだらかに減速(軟着陸)し、今後は売却資金の海外優良保険会社への再投資や、国内金利上昇による実力ベースの「巡航速度」へ収束していくシナリオです。しかし、今期発表の公式予想DPS(245円)という高い位置からスタートできるため、来期以降どれだけ減速してもわずか「12年(12年目)」で買値ベースのYOC10.54%に最速到達します。

 

 

 

 

 

 

 追加シミュレーション

想定年間増配率11.5%ベースでのシミュレーション結果です。

  1. 11年目・12年目までの累計配当金はいくらになる?
    11年目までに1株あたり【合計 4,924円】(元本の64.0%)、大台に乗る12年目までに【合計 5,735円】の配当金を受け取ることになります。投資元本(購入株価)7,697円に対し、12年間保有し続けるだけで、元本の約7.4割(74.5%)を配当金だけで回収できる計算です。
  2. 「恩株化」するのは今から何年後?
    配当金の累計額が投資元本(7,697円)を超える、完全な「恩株化(実質タダで利回り10%超の株を保有している状態)」が達成されるのは、今から【15年後】(累計8,773円回収)です。
    【回収までのカウントダウン推移(累計配当)】
    ・5年後: 1,541円 (元本の20.0%回収)
    ・10年後: 4,196円 (元本の54.5%回収)
    ・12年後(YOC10.54%到達): 5,735円 (元本の74.5%回収)
    15年後(恩株化達成): 8,773円 (元本の114.0%回収)

 

 

 

 

 

 

兼松 (8020)

本業のICT成長を原資に、ブレない巡航速度で手堅く大台を狙う実力派
 

・現在の利回り: 3.21%(DPS 70円 / 株価 2,181.5円)
・YOC10%到達への期待度: ★★★★☆
 

【1. 過去の増配ペース:★★★★★】中期経営計画に「累進配当」を明記しており、直近数年も前期実績60円から今期70円へと着実な増配を重ねるなど、中小型商社の中でも極めて優等生で信頼性の高い歴史を持っています。
 

【2. 現在の増配モメンタム:★★★☆☆】今期予想DPSは70円と手堅い歩み。他社が一過性の株主還元で無理に背伸びして失速リスクを抱える中、ここは本業の利益拡大を背景に、ブレずに強い巡航速度を維持しています。本日の終値2,181.5円により初期利回りは3.21%まで引き締まっています。
 

【3. 将来の増配シナリオ:★★★★☆】想定年間増配率:11.2%(ここから実力ベースへ現状維持)資源価格の乱高下に左右されにくい「ICTソリューション」や「防衛関連」などの独自強みがあり、ここからの急激な「失速・減配リスク」が低いのが最大の強みです。一過性ブーストに頼らない実力成長(年11%前後の増配維持想定)を続けることで、初期利回り3.21%という好位置からスタートし、わずか「12年(12年目)」でYOC10.32%に到達します。

 

 

 

 

 

 追加シミュレーション

想定年間増配率11.2%ベースでのシミュレーション結果です。

  1. 11年目・12年目までの累計配当金はいくらになる?
    11年目までに1株あたり【合計 1,384円】(元本の63.4%)、大台に乗る12年目までに【合計 1,609円】の配当金を受け取ることになります。投資元本(購入株価)2,181.5円に対し、12年間保有し続けるだけで、元本の約7.3割(73.8%)を配当金だけで回収できる計算です。
  2. 「恩株化」するのは今から何年後?
    配当金の累計額が投資元本(2,181.5円)を超える、完全な「恩株化」が達成されるのは、今から【15年後】(累計2,447円回収)です。
    【回収までのカウントダウン推移(累計配当)】
    ・5年後: 437円 (元本の20.0%回収)
    ・10年後: 1,181円 (元本の54.1%回収)
    ・12年後(YOC10.32%到達): 1,609円 (元本の73.8%回収)
    15年後(恩株化達成): 2,447円 (元本の112.2%回収)

 

 

 

 

 

バルカー (7995)

100周年記念配の30円は除外。170円の「本業実力ベース」から大台を狙う
 

・現在の実質利回り: 2.31%(実質ベースDPS 170円 / 株価 7,350円)※今期入金は記念配込200円
・YOC10%到達への期待度: ★★★★☆
 

【1. 過去の増配ペース:★★★★☆】前期実績150円など、過去5年で配当を1.5倍にするなど半導体市場の拡大とともに着実な増配実績を構築。基本は配当維持・安定方針を軸とし、長期で底堅く推移してきた歴史を持っています。
 

【2. 現在の増配モメンタム:★★★☆☆】今期(2027年3月期)は一見200円への爆発的増配に見えますが、創業100周年の記念配当30円を除くと、実質は普通配当170円(前年比20円増)への着実なステップアップです。業績自体は好調ですが、一過性のブーストを除いた還元モメンタムとしては無理のない「巡航速度」を維持しています。本日の終値は7,350円です。
 

【3. 将来の増配シナリオ:★★★★☆】想定年間増配率:7.5%(実質170円を起点とした本業の成長率)来期以降は記念配30円が綺麗に剥落し、実質170円の普通配当ベースへと軟着陸(減速)します。そこからは愛知県の半導体用薬液タンク新工場の本格稼働をエンジンとした、純粋なEPS成長(年7.5%増配想定)に収束していきます。実質170円(利回り2.31%)から年7.5%で進むため、買値ベースでのYOC10%到達までの目標年数は「22年(22年目)」となります。

 

 

 

 

 

 追加シミュレーション

初年度のみ記念配30円が乗る「1年目200円、2年目182.7円…」の実態ベースで試算したシミュレーション結果です。

  1. 10年目・22年目までの累計配当金はいくらになる?
    10年目までの累計配当金は1株あたり【合計 2,435円】(元本の33.1%回収)となります。YOC10%に到達する「22年目」時点での累計配当金は【合計 8,890円】となり、この時点で投資元本の120.9%を回収することになります。
  2. 「恩株化」するのは今から何年後?
    配当金の累計額が投資元本(7,350円)を超える、完全な「恩株化」が達成されるのは、今から【20年後】(累計7,391円回収)です。
    【回収までのカウントダウン推移(累計配当)】
    ・5年後: 1,017円 (元本の13.8%回収)
    ・10年後: 2,435円 (元本の33.1%回収)
    ・15年後: 4,470円 (元本の60.8%回収)
    20年後(恩株化達成): 7,391円 (元本の100.5%回収)
    ・22年後(YOC10.56%到達): 8,890円 (元本の120.9%回収)

 

 

 

東京海上はバークシャーの保有が判明しましたから、5大商社の前例のようにこの先キャピタルも出るとしたら、今買って12年でYOC10%を達成というのはかなり美味しいように思います。

株価が上がってしまってからではYOCの積み上げが遅くなりますからね。

 

兼松は前回の評価ではYOC10%まで13年という目標でしたから、決算を受けて1年短縮されました。

決算前に2207円で買付けているので、現在含み損ではありますが、長い目で期待してます。

防衛関連とかね、3兄弟は買い逃したので、高配当な周辺銘柄で波に載れたら。

 

バルカーは決算で株価大分上がりました。

配当も、記念配当30円と普通配20円ですが、50円と大幅増配。

ただし、化学セクターはシクリカルですから、配当がこの先安定する保証は中々ないですよね。

評価的にもYOC10%達成まで20年を超えるという結果に。

ただし、セクター分散の意味でも多少化学セクターもありかなと思って持っています。

 

 

 

 

 

 

一旦、ここまで評価した中で、持ち株で、かつ評価が高かったものを、決算踏まえて再評価してもらいました。

 

総じて増配率が高い決算で、今後の楽しみが増えると同時に、必ずしも今の日本株、高くて買えないというわけではなさそうというのも見えてきました。

 

さてさて決算は一巡したので、もう少ししたら評価していない他のセクターも調べていきたいと思います。