それでもやっぱり暴落が怖い人の債券投資 | グデーリアンの投資ブログ

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トレードではなく資産運用の観点での投資ブログ。
銘柄選びや運用成績だけでなく投資に対する考え方や自分の失敗、成功談なども踏まえてお話しできればいいなと思っています。

 

 

 

 

 

 

株は絶好調ですね。

特に日本株は、米国が下げてもお構いなしに上げています。

 

昨日は安かった半導体系にまた資金が入っていますので、今日も又日経を値がさ株が主導する展開。

 

暴落なんていつ来るかわからないからとにかく市場に居続けるのがベストな回答と信じて疑わないですが、それでもあまりに高い山は、谷が深くなりがち。

 

投資を続けるにしても、滑落しないように保険はかけておきたいと思う人も多いでしょう。

 

僕の場合、DCやiDeCoで債券やゴールドをそれなりに買っていて、これがヘッジになると思っています。

 

しかしNISA枠については、もうちょっとアクティブに行きたいと思っていて何なら暴落に逆行高させたいなと。

そして、米債券ETFでは(毎月分配が多いため)新NISA口座に組み込めなかったりしますから、同じ債券であっても、米ETFの有名どころのAGGなどではなく

 

日本で買えて新NISAに組み込めるETF(年4回分配型)

iシェアーズ 米国債20年超 ETF(2255)を買っています。

 

 

 

 

 

超長期債は、不況や暴落で緊急の金融緩和を行うと、逆行高することが知られているので、株のヘッジになると言われています。

ただまあ、4月のトランプショックでは、株だけでなく、米国そのものの信用が揺らいだことから、債券もドルも、株もすべて売られたので、不況で超長期債が絶対が上がるという保証はありませんが。

 

ただそれでも、ある程度のヘッジと、それなりのインカム。

有事まで持っていれば、インフレをアウトパフォームする資産にはなると思っています。

 

 

ただこのほかにも、ゼロクーポンの

 

iシェアーズ 米国債25年超 ロングデュレーション ETF(237A)

 

(ゼロクーポンとは満期まで利息を払わない債券。

満期になったら元本価格にプラスして償還する、債券だけど配当を出さないグロース株のように、配当ではなく売却益をを狙うような運用になります)

 

等があり、はたしてどの債権がいいんか?

 

ということでcopilot君に比較してもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

まずはインカムについてです。

 

 ここからコパイロット君

 

💰 分配金比較(2025年10月時点)

🧠 インカム投資としての評価

  • 237A:意外にも分配利回りは1.8%超。ゼロクーポン債ベースながら、運用益からの分配があるため、キャピタル狙い+補助的インカムとして活用可能。

  • 2255:分配利回り約3.85%は非常に魅力的。インカムと金利感応度のバランス型として、長期保有に適しています。

  • 1656:分配利回り約3.12%。金利上昇耐性+安定インカムを両立できる守備型ETF。

 

 コパイロット君ここまで

 

 

 

 

 

 

 
どうかなぁ、ゼロクーポンの237Aにもインカムはありますが、平時に一番魅力的なのは、2255でしょうか。
 
次にキャピタルで見るとどうでしょうか
 

 

 ここからコパイロット君

 

📊 キャピタルゲイン予測(金利変化シナリオ)

🧠 分析ポイント

  • 237A(ロングデュレーション)は金利変化に対する価格変動が最も大きく、金利低下局面で最大のキャピタルゲインが期待できます。

  • 2255(中長期債)はバランス型で、キャピタルとインカムの両面から安定したリターンが見込めます。

  • 1656(中期債)は価格変動がマイルドで、金利上昇局面でも比較的安定。守備的なポジションに適しています。

📉 株価暴落時の典型的な市場反応

  1. 株式市場が急落

  2. リスクオフの流れで米国債に資金が流入

  3. FRBが利下げを示唆 or 実施 → 長期金利が低下

  4. 長期債価格が上昇 → デュレーションの長いETFほど上昇幅が大きい

 

 

 

 

 

📊 予測値動き(金利 -1.0%シナリオ)

 
  • 237Aは暴落時に最も強く反応。金利低下とリスク回避の両方に敏感で、価格上昇幅が最大。ただし、流動性や償還リスクにも注意が必要。

  • 2255はバランス型。価格上昇と分配金の安定性を両立できるため、暴落時の守備と回復力の両方を持ちます。

  • 1656は守備型。上昇幅は限定的ですが、価格の安定性と分配金収益でポートフォリオの下支えに有効。

 ここまでコパイロット君

 

 


 

暴落時のヘッジとして持っておくのが目的であれば、総合債券や、それに近い中期債の1656ではやや物足りない感じ。
2255か237Aが魅力的に映りますね。
 
 
ちなみに米国債券ETFの過去の暴落時の実例は以下のようになっています。

🔍 補足:過去の暴落時の実例

  • 2020年3月(コロナショック)

    • TLT(米国20年超債ETF)→ 約+15%上昇

    • EDV(ゼロクーポン債ETF)→ 約+25%上昇

    • AGG(総合債券ETF)→ 約+3%上昇

これは、2255 ≒ TLT、237A ≒ EDV、1656 ≒ AGG に近い構造です。

 

TLTに該当するのは

iシェアーズ 米国債20年超 ETF(2255)

 

EDVに該当するのは

iシェアーズ 米国債25年超 ロングデュレーション ETF(237A)

 

AGGに該当するのは

iシェアーズ 米国総合債券 ETF (2256)

 

今回挙げた、↓もどちらかといえば総合債券よりの存在

iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETF (1656)

 

 

 

 

 

 

結論

こうして見てみると、通常も債券本来のインカムを得つつ、暴落時にはヘッジとして機能してくれる確率の高いのはやはり2255なのかなーという感じに思いました。

 

暴落が怖いから売る、のではなくて、暴落してもいいように違うアセットを買う、というのも選択肢として持っておくといいのではと思います。

 

市場に居続けること、これが大事ですからね。