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トレードではなく資産運用の観点での投資ブログ。
銘柄選びや運用成績だけでなく投資に対する考え方や自分の失敗、成功談なども踏まえてお話しできればいいなと思っています。

 

 

 

 

 

以前、株の売り時についての話を書いた時に、ポートフォリオについても書きました。

例えば他人のポートフォリオと言われるものの内訳を見ると、そこには個別銘柄のリストが含まれています。

しかし、個別銘柄のリスト=ポートフォリオとは言えず、ポートフォリオではない場合、それはただの持ち株の一覧表です。

 

その違いについてですが

 

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📋 持ち株の一覧とは?

持ち株の一覧は、あなたが現在保有している株式のリストです。単純に「何の銘柄をどれだけ持っているか」を示すものです。

✅ 特徴

  • 銘柄名、保有株数、取得価格などが記載される

  • 単なる「所有状況の記録」

  • 投資戦略や資産配分は考慮されない

 

📊 ポートフォリオとは?

ポートフォリオは、あなたの資産全体の構成を示すものです。株式だけでなく、債券、投資信託、現金なども含まれることがあります。

✅ 特徴

  • 資産の「バランス」や「リスク管理」が目的

  • 各資産の割合(比率)を重視

  • 投資戦略に基づいて構成される

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以上ここまで、最近得意のCopilot君まとめでした。

 

 

 

 

 

このように、資産の配分を決め、それに基づいた所持資産の内訳がポートフォリオということになり、これは月の満ち欠けのように増えたり減ったりせず、資産の割合を一定になるよう常にキープさせるものです。

 

で、具体的にポートフォリオというと古典的なものでいうと

 

株6:債券4

 

というのがありますね。

 

仮にこのポートフォリオを作成する場合、今流行りの投資方法でいえば、投資信託を利用してオルカンを6割、残りを債券の投資信託で4割買い付けるというのが簡単な方法です。

 

しかしこの買い方を続けていくと、その後の資産の伸びによって、この6:4の割合が崩れます。

例えば株の暴落時にはオルカンが値下がりし、あまり下がらない、もしくは逆に上がる債権は相対的に増えます。

 

これによってポートフォリオのバランスは

株5:債券5

 

と行った具合になります。

 

こうなった時に、債券を売り、株を買い、6:4に戻します。

つまり上がった資産を売り、下がった資産を買う逆張り手法ですね。

 

長期運用だから売らないというわけではなく、戦略的に売り買いを進めるやり方ということです。

 

 

 

 

 

さらに一歩踏み込みます。

 

この6割の株の部分、オルカンではなく個別株で運用するという場合もあります。

 

この場合の個別株の内訳についても、ポートフォリオ理論では、分散させるというのが推奨されます。

 

株の銘柄数だけでなく、セクターを分散させることで、株6:債券4の時と同じく、何かが下がっている最中には相対的に何かが上がっている状態を再現しやすくなります。

 

ちなみにこの分散については、SP500であれば500銘柄の分散が既にできていますが、個別株で持つ場合、50銘柄ほどまで分散させるとそれ以降は分散の効果は少なくなると言われていますので、50銘柄程度の分散が出来ていればいいでしょう。

 

ただこの際、銘柄数を分けても同じセクターばかりに偏らないように注意してください。

景気サイクルごとのセクターローテーションを意識して、セクターを分散させるとよいでしょう。

 

その他、シクリカル(景気敏感)とディフェンシブ、バリューとグロース、大型株と小型株なども含めた分散を心掛けることが出来ればより効果的になると思います。

 

 

 

 

 

さらに一歩進ると、コア・サテライト戦略というがあります。

 

これは、コアになる部分には長期運用できるアセットを利用して資産形成を狙えるポートフォリオを組み、サテライト部分で、より積極的な運用を狙うというものです。

 

投信で簡単に言えば、コアには先ほどのオルカン6:債券4を組みこれを全体資産の8割にする。

 

残りの2割をサテライトとして扱い、リスクの高いFANGやレバナス、または個別銘柄の短期トレードなどに使うというものです。

 

※割合については、各個人のリスク許容度によります

 

この場合も、投信を使わずにコア部分を形成しようとするなら、コアの個別株は高配当の大型バリューで固め、長期で株価に頼らず安定したインカムを目指すようなポートフォリオが選択肢に入ってくると思いますし、債券についても、投信ではなく、インカムのある債券ETFや生の債券を持つことが視野に入ると思います。

 

対して、サテライトについては、景気サイクルに従った短期運用の為、内訳は、そのタイミングで最もキャピタルを出せるアセットということになり、場合によってそれは、株ではなく暗号資産やゴールド、原油などのコモディティになるかもしれません。

 

 

 

 

 

ポートフォリオについて話してきましたが、投資をするうえで一番投資家が避けたいと思うのが「損」です。

 

短期投資では、この損をすぐ手放してしまうことで見えづらくする側面もありますが、逆に言うと利益も見えづらくなってしまいます。

利益は全て現金にしてしまいますからね。

アセットごとの含み益は見えなくなるのです。

 

ところが、長く投資をしていくと、頼りになるのは実はこの含み益の部分です。

 

ダブルバガー(株価2倍)を達成した株は、持ち株リストに含み益100%として記録されます。

この株はもう30%の暴落が来ても利益70%。

 

長期で相場は右肩上がりと想定するのであれば、この株も暴落後には含み益100%を回復後、さらに150%、200%と積み増していきます。

 

こうなれば暴落で一喜一憂することは一切なくなります。

こういった資産を作るただ一つの方法が株を持ち続けることで、持ち続けるための具体的な戦略が、ポートフォリオの構築と思うと、ポートフォリオ構築の意義が出てくるのではないでしょうか?

 

まだ長期で株を持ったことのない人は御一考してみるのはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

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