
オリックスは2月10日に決算発表。
結果は24%増益着地。
でも~
翌日売られました。
去年の8月の暴落以降一旦は戻しますが、その後ずーっと売られている印象です。
結局、今週金曜日の終値は3138円ですが、うーん。
そんなに売られる内容とは思えないんですよね。

決算を受けた、現在のオリックスのファンダを見てみると以下のようになっています。
予想PER8.94倍
予想配当金98.6円
予想EPS351円
配当利回り3.14%
ところがオリックスの今期の配当方針は39%となっていますので、もし予想EPS351円を達成できるなら、351×39%=136.89円の配当金ということになりますから、現在の98.6円よりも増配されることになります。
現在の株価で利回りを計算するなら、4.3%の配当利回りになり、現在の3.14%から1%以上、あがる計算です。

また、オリックスの過去3年のPER水準を見ると8~12倍。
現在の9倍を切る水準なら、平均よりも下な印象。
出典4:バフェットコード
もう少し長期で見ると、PER5倍という時もありますが、これはコロナショックの時期。
それらを除けば、9倍台後半くらいの時が多いように見えます。
出典:IRバンク
EPS351円でPER10倍まで買われるなら、株価は3510円なわけですから、その計算が出来るのなら現在の価格より400円近く安いと言えます。
3四半期の進捗状況的には順調なようなので、このまま本決算を迎えればEPSの通期予想はクリアできそうですから、株価が上がるかどうかはわかりませんが、配当の大幅上昇修正は可能性が高いと思っています。

では、配当が上方修正された場合ですが、過去の配当利回りを見てみると、オリックスの配当は概ね3~4%の間で推移しています。
もし前述のように4.3%の利回りになるなら、過去の株価と見比べても割安水準と言えそうです。
出典:バフェットコード
こちらももうちょっと長期で見ると、コロナショックの年に関しては株価下落に伴って利回りは5.8%まで上がっていますが、それを除けば、やはり4%越えの利回りになるのは割安水準と言えそうです。
出典:IRバンク
このように見ると、次の配当権利落ち(3月末)、本決算(5月頃)に向けて買われていくタイミングがあってもおかしくないと思っているんですが、どうですかね。
個人的にはこの考えの元、3月~5月にかけて、少しずつ拾っていければなと思っています。
すぐ上がるかはわかりませんけどね。
あくまでもインカム狙いの長期投資なので、上がらないなら上がらないで、仕込む時期と枚数が増えるだけです。
丁度今年は、家の建替えの予定などがあって、投資に回せるお金があまりないので、低迷時期が長くなるなら、端株でちまちま買っていくには丁度いいかもしれません。

政策金利が今年1%とか、場合によっては1%を超えるなんて観測も出始めている中、オリックスはリース以外にも保険や銀行など、金利上昇に有利な事業を持っています。
メガバンクは金利上昇を材料に大分上がって、今から仕込むというのは難しくなってきた中で、オリックスのその他金融セクターは狙い処なんじゃないかなと思って監視しているところです。





