
金利引き上げされる中、既に一部銀行が決算発表をしましたが、銀行は軒並み強いです。
メガバンクで一足先に決算発表をした三井住友は
純利益の通期計画に対する進捗率は98%
純利益は前年同期比43.3%増
これだけ見ると翌日株価は爆上げな内容ですが、増配や追加の自社株買い、来期ガイダンスの上方修正などのサプライズは無く、発表翌日は売られた後ヨコヨコ。
これは、銀行業の好調はすでに織り込み済みということですから、残る三菱UFJもみずほも、今から買って短期で儲かるかというと、必ずしもそういうわけにはいかず、何かサプライズがないと利益確定売りに押されるかもしれません。
一方で、現在の業績であれば、累進配当を宣言している各メガバンクは、来期の増配は堅く、利上げも今後しばらくは続くと思いますから、長期でのインカム狙いであれば、持ち続けていいと思っています。

銀行以外の金融でいうと、SBI(証券・商品先物取引業)やオリックス(その他金融業)なんかはメガバンクと比べればまだ妙味があるかもしれません。
SBIはメインの証券の他、銀行やローンも手掛け、ランプ大統領も推進する暗号通貨関連銘柄。
株価もそれなりに上昇してしまっていますが、配当利回りはまだ3.5%ありますから、過去の銀行が配当利回り5%が当たり前だったころと比べれは低いが、今の銀行の3%程度よりは高いという水準。
ドコモの住信SBI買収の思惑も今後材料視されるかもしれません。
一方で株式市場が軟調だと影響を受けやすい銘柄ですから、ドラスティックなトランプ政権の動きで一喜一憂しやすいかもしれません。

オリックスはリース業がメインですが、銀行、ローン、保険や不動産など多角的な経営をしています。
しかし、金利上昇に伴った株価の上昇という恩恵は今のところ受けていない様子で、上記銘柄とは違って去年8月5日の株価暴落前の水準にも戻していません。
予想配当利回り3%と、メガバンクと変わりない水準ですが、増配の余地が大きいため、株価が軟調なことも相まって決算でポジティブサプライズがあれば、株価も素直な反応をしやすいと思います。
決算発表は
みずほ 2/3
三菱UFJ 2/4
SBI 2/7
オリックス 2/10

4銘柄とも持ち株で、4銘柄全て業績好調を予想していますが、株価を予想すると
■みずほ
みずほはここ最近までずっと他のメガバンクと比較して出遅れていたこともあり、株価は一番好調なため、売られやすいのではないかと予想して、下げ予想。
■三菱UFJ
三井住友がほぼヨコヨコ、みずほが売られるなら、三者三様で上。
その心はと言われると、特に根拠は無し(笑)
メガバンクでは一番安定していて人気銘柄ですからね。
他が買われないなら消去法でここが買われるのではないでしょうか?
■SBI
他の、住信買収の思惑や米国の暗号通貨銘柄に連動して、タイミングが合えば上昇しそうです。
ただ、ここ最近は株価好調だったため、タイミングが悪ければ売られそうです。
■オリックス
ここは決算までまだ少しありますが、決算発表後は、今までずっと軟調だったので、上げるんじゃないかなぁ。
増配のアナウンスが、いつあるか次第。
特にどの銘柄も今から買う予定はなく、ゆるーく見守っているだけなので、予想も適当、買い推奨でもありませんから、参考にはしないでください(笑)
