今最もタイムリーなのは、やはり地震です。
僕は東北に住んでいて、東日本大震災の発生時には、日帰りで神奈川へ出張していました。
当然帰ってこれず、日帰り出張だったので宿の手配もしていないなど、他の人とは一味違った被災を経験しました。
ただこれはかなりいレギュラーなわけで、当時、何日かかけて地元に帰った後に思ったのは、復旧しないインフラをどうするかです。
当時は冬だったので、石油ストーブと灯油があれば、電気が復旧せずとも暖を取ることが出来ました。
しかしこれが夏場だったら?
と思うと、電気を使わずに使える冷房装置ってないんですよね。
冬場は衣服や布団などを利用して暖を取ることもある程度可能ですが、夏場はそうもいきません。
冬場よりも夏場のほうが電気の無い環境はシビアな気がしますから、何かしらの備えは必要な気がします。

理想的なのは、太陽光発電と蓄電池を自宅に備えることで、これがあれば、多少天候が悪くても、必要最低限、扇風機とスマホの充電くらいなら使えそうです。
天気が良ければエアコンも使うことが出来るでしょう。
ただし、費用も掛かりますし賃貸や集合住宅などでは勝手に設置することも難しいというのが難点です。
今のところ、かなり現実的と思っているのは、カセットボンベ式の発電機です。
ディーゼル発電機であれば軽油を燃料にしますが、災害発生前に備蓄しておくのも、災害発生後に買いに行くのも結構難しいです。
ガソリンスタンドでの給油が1時間待ちの車の列とか普通にできていましたからね、当時は。
当然カセットボンベ程度での稼働時間は長くありませんが、カセットボンベであれば、ガスコンロ用に多くの家庭で数本の備蓄があったりすると思うので、この製品用に備蓄を多めに持っておけばいいと思います。
カセットボンベ1本で90分程度は稼働するようですから、扇風機とスマホ充電だけの利用にとどめ、熱中症になりやすい時間帯だけの利用と考えて使えばライフライン復旧までの対策になりそうです。
エンジン音はしますし、排ガスもあるので、集合住宅の人は近隣への配慮と換気には注意する必要があります。
値段も10万しないで買え、災害時以外でもキャンプ等でも使うことができますから、災害時以外での利用シーンがある人はかけ
てもいいコストではないでしょうか。
ボンベを連結させることもできるので、これを使うことで稼働時間の延長が出来ます。
他には自動車を利用するというのも手です。
プラグインハイブリッドの車であれば、燃料がある限り、車から家への給電が出来ますし、純エンジンの車であってもDC/ ACのインバーターと、屋外用の延長コードがあれば、家への給電が可能です。
最近の車はACのソケットが最初からついているものもあると思うので、そういう車では延長コードだけあればいいと思います。
扇風機くらいなら回せますし、ポータブルなAC100Wのエアコンも使えます。
ただし、備え付けのエアコンはAC200Wだったりするので注意が必要です。
費用も安価にすみます。
また、電子レンジや炊飯器を利用する場合には上記の150Wでは足りませんので、最低でも500W以上に対応できるインバーターが必要です。
お値段は若干高くなります。
