米国CPI | グデーリアンの投資ブログ

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トレードではなく資産運用の観点での投資ブログ。
銘柄選びや運用成績だけでなく投資に対する考え方や自分の失敗、成功談なども踏まえてお話しできればいいなと思っています。

昨日の米国CPIは、市場予想前月比+0.1%上昇に対して、結果-0.1でした。

その他の指標についても軒並み悪く、FRBによる早期の利下げ観測が高まり、ドル円相場は一気に4円近く円高に振れました。

一部では日銀の介入との観測も出ています。

 

CPIが無難な結果ならもう少し上値を試す局面もあったかと思いますが、この結果を受けて・・・

 

↓船越英一郎が立っていそうな崖が出来上がってますね。

 

日経平均についても、朝、-600円程度で寄り付いた後、下げ幅を拡大させて一時-1000円を超えて下落していますから、マインドは弱そうです。

 

一方で、全面安というわけではなく、指数寄与度の大きい大型の値嵩株の下げによって指数を押し下げています。

日経平均は時価総額加重平均ではなく株価平均となっているので、時価総額の高い銘柄よりも、株価の高い銘柄の指数寄与度が大きくなります。

 

(時価総額16兆円の東京エレクトロンと、時価総額15兆円のNTTでは、時価総額ではほぼ一緒なので、時価総額加重平均の指数では、寄与度はほぼ一緒ですが、株価平均では東京エレクトロンは35000円、NTTは160円ですから、東京エレの寄与度は大きく、NTTはほとんど影響を与えないことになります。

S&P500に対して、日経平均が設計思想が古いと言われる一因です。)

 

 

 

よって、個別株で見た感じそれほど下げている感はあまりありませんが、インデックス投資で日経平均を買っている人はきつい下げを喰らっているイメージです。

 

また、同じくS&P500やオルカンなどの外貨建ての投信については、今日の基準価額発表時に、円高進行ぶんも価格に反映されますから、例えばS&P500については指数の下げ0.8%に、円高進行分の2%も足されて、3%近い下げを喰らうことになります。

 

しかし、元々夏場は株価が軟調になる傾向が高いのは例年のことです。

夏場に下がった株価は、秋口から回復するというのも傾向です。

積立投資は下がるところを安く買い集めることで利益が出るので、下げを極度に恐れることはないと思っています。

 

今回の下げが一時的なものであれ、数カ月続く調整局面であれ、

淡々と同じ額を積み立てるだけです。

 

NISA組の人は、慌てて狼狽売りは絶対にダメですよ。